前回記事に引き続き、不条理と人間の心に宿る邪さを描く韓国映画を紹介します。

 

韓国映画ですが、原作は日本なのです。

曽根圭介さんの小説が、日本ではなく、韓国の新進気鋭の監督によって映像化されたんです。

不条理な世界観が韓国そのものだったから、日本の小説が原作とはむしろ驚きでした。

 

藁にもすがる獣たち

 

画像はお借りしました。

 

あらすじはWOWOWから引用します。

 

チョン・ドヨン、チョン・ウソンほか、韓国の実力派俳優陣共演のクライムサスペンス。

大金の入ったブランドもののバッグをめぐり、欲深い人間たちが駆け引きを繰り広げる。

 

事業に失敗し、アルバイトで生計を立てるジュンマン。

ある日、彼は職場のロッカーの点検中に大金の入ったブランド品のバッグを発見、こっそりとそのバッグを隠す。

一方、失踪した恋人が残した多額の借金を抱え、取り立てに追われるテヨンは、かもにした相手から大金をせしめようとしていた。

また、夫のDVに苦しむミランは、保険金殺人を企てていた。

すぐにでも金が必要な欲望まみれの人間たち、彼らの運命はやがて交錯していく。

 

登場人物が様々登場してきますが、それを繋ぐのがパンパンの大金が入ったボストンバッグ。

たまたまこのバッグを手にし、中身を確認した人間たちがこの金を自分のモノにしようと画策します。

そう、このバッグを手にした者たちは、必ずしも幸せに暮らしているわけではなく、この大金を手に違う人生を歩こうとするのです。

それが上手くいかないんですよ。なんだかんだで結局、犯罪に巻き込まれたり、騙されたり、挙句の果てには命を狙われたりと。

 

借金を返済しようとする者。

DVの夫から逃れようとする者。

DV夫から逃れたい女性を助けるために夫の殺害を請け負ってしまう者。

自らの罪を他人になすりつけるために他人を利用しまくる者。

などなど。

 

 

そんな愚かな企てを嘲笑うのように、ボストンバッグは次から次への一時的な所有者の元に移っていくのね。

まるで不幸のボストンバッグ。

最後にこのバッグを手にするのは一体、誰でしょうか?

 

こちらがオフィシャルトレーラーです。