以下はITアナリストの深田萌絵氏が、「深田萌絵のヤバイ話」チャンネルで本日、
「高橋洋一先生、日本政府は『TSMC』投資で決めちゃったの?」
https://www.youtube.com/watch?v=DSCIhvRL7hE
で話していた内容である。
この番組は、内閣参与の高橋洋一が見識も蓄積もないのに、中国、韓国、台湾の
間では台湾のTSMCに投資するのがベストと発言していたことに対し、あまりに
薄っぺらな考えなのでもう一度考え直して下さい、という批判が趣旨であるが、
その中で、日本の半導体がなぜかくも衰えたのか、ということの説明をする
件があったので、それを以下に書き留めておく。これは非常に重要なことで
日本国民は銘記すべきである。
<以下、深田萌絵氏の口述より引用>
(日本の半導体産業が衰退したのは日米半導体協定のせいだと言われるが)
日米半導体協定、90年代に民間人の手で終わっています。
経産省ではありません。民間の企業社長達がアメリカ政府と交渉して、
それで漸く半導体協定を集結させたんです。
(半導体産業衰退の原因は技術流出問題があった)
(日米半導体協定終結後も)かなり技術が流出してしまった。
その最たるものがエルピーダです。エルピーダは産活法、経産省の進める
産業活力再生特別措置法(産活法)で、「台湾で製造しなさい、そういうことに
決めないとお金を出しません」と、国が、経産省が、エルピーダに対して
製造を台湾に移管しろとゴリ押しした結果、技術が流出し、類似品が
大量に市場に出回ってエルピーダの首を締め、最終的には売却されるまで
追い込まれた。その原因を作ったのは経産省ですよ。その時にエルピーダに
産活法で台湾に製造を移管しろと決めた人達、責任を取りましたか?
取ってないですよね。
ルネサスに人事介入して(社長を)外国人にした、それも経産省がからんでいて、
その時の責任、誰も取っていませんよね。そうやって、民間のビジネスを経産省は
さんざん潰してきて、自分たちの利権ばっかり追いかけて国民の生活を犠牲にして
いるんですよ。その過去のエルピーダ事件の検証なしに、また台湾に資金を流す、
台湾を誘致する、その意思決定のプロセスは誰がやっているんですか?
長尾先生(長尾敬)は自分に決定権はないと仰ってました。じゃあ、誰が決定権を
持っているんですか?国会議員に決定権がない国ならば、一体この国を動かして
いるのは誰なんですか?非常に疑問に思いますよね。
そういう、経産省が関わることでこの国の半導体業界が駄目になったんです。
それでも私は、この国が半導体を支えるべきだと思っていますが、
(今の国の)やり方が間違っていると思います。
アメリカは税額控除で企業が自助努力をして投資をして、そして
利益が出た部分から控除をするという、そういった形での助成、補助をしています。
先に、現金、お金を上げる、ではないんですね。そうやって、企業にインセンティブを
与え、企業が努力をする、そういうモチベーションを与えることが大事だと
思います。
私が(高橋洋一の話で)一番おかしいと思ったのは、台湾、中国、韓国の
どこに投資するかという話をされていましたが、何故、その中に日本は
入っていないのか、それが一番疑問として残りました。
半導体は産業の米です。ギリギリとなんとしても復興させなければこの国の
発展はありません。
<以上引用終わり>
高橋洋一は深田萌絵氏の爪の垢を煎じて飲まないといけないだろう。