このコラムについて 

 

このコラムは、元浜学園国語科講師であるくま先生が、最強酷語男子であるこぐまと格闘している経験をもとに、受験で必要な国語力とは何か、そしてそれを引き上げるにはどうすればよいのか、その戦略と戦術をコラムにしてまとめたいと思います。

 

酷語克服のヒントになれば幸いです。

 

 

 

まとめ 

 

このコラムも今回で最終回。これまでのコラムを振り返りながら、酷語克服のヒントを改めて探してみましょう。


 まずは「酷語」の分解作業



「酷語」の種類は多種多様。誰にでも通じる普遍的な改善法というのは存在しないのではと思います。自分の子にあった改善方法を見つけるためには、まず「酷語」の分解作業ー国語力の中の何が致命的に弱いのかを見極める必要があります。


 国語力の足腰=漢字ではない。足腰=語彙力と読解体力!



国語力の足腰として「漢字」が注目されがちですが、本当の国語力の足腰は語彙力と読解体力です。早稲アカ勢は、語彙については漢ことの問題を解くだけでは語彙力の育成には足りない可能性が高いです。また、読解体力を向上させるには、長文読解を(予シリ計算を毎日やって計算力を身につけるのと同様に)毎日やることが近道です。現在の読解体力に合わせて、負担になりすぎないテキストを選んで読解体力の涵養に努めましょう。


 文法を侮らない。文法をヒントに問題を解く!



文法を侮ってはいけません。文法力を武器に、問題や設問を解析的に解くことができます。


 「読」と「解」は分けて、それぞれ意識して鍛える



早稲アカは「解」重視の指導ですが、「読」と「解」はそれぞれを意識的に鍛える必要があります。「解」のフレーム思考は早稲アカでしっかり鍛えてもらえるでしょうが、「読」のフレーム思考はおざなりになっている可能性があるので市販テキストや予シリの各回冒頭の解説などを駆使して意識的に鍛えましょう。説明文は、「①逆接のあと ②疑問とその答え/反語 ③まとめ言葉のあと」に注目するだけで本当に読み方が変わります。


 物語文読解に必要な想像力・共感力は子供の精神的成長にも期待



なかなか指導による成長が難しいのが想像力・共感力。このコラムで書いた対策が、子供の精神的成長(=他人が何を思っているのかに興味がでてくる)に合わせて行われると効果も倍増すると思います。


 宿題は時間にこだわらず「解けるまで」粘る


解答力を身につけるには、宿題については時間の制約を気にすることなく、自分の満足のいく答案をじっくり書かせることです。


 試験のときは思考が固まっていなくても、思い切ってとにかく「書く」ことを優先


スピード力を身につけるには、日々のテストについては、宿題のときの姿勢とは違って、思い切って「書く」ことを優先してやってみるのが良いです。6年生になると早稲アカ生はテストが2週間に1回から毎週に変わりますので、この機会をスピードアップのためのトレーニングとするとよいかと思います。


 大きくは3タイプ、その対策は


最初に書いた通り、酷語の形態は十人十色でパターン化するのは難しいですが、ざっくりと分けるとこの3パターンに分類できると思います。これを参考に対策の方向性を決め、あとは進めながら本人の特性に合わせてカスタマイズしていくのが良いと思います。


 

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ブログの紹介にっこり
 
元浜学園国語科講師で自身中学/大学/院/国家Ⅰ種/司法試験とあらゆる試験を一発合格してきた自称「受験のプロ」で、現役弁護士でもある「くま先生」が、国語が大の苦手な息子のこぐま(早稲アカから27中受予定)に伴走する受験記
 

 

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