引退ブログ『橋本恵尚』 | 立教大学体育会男子ラクロス部 SAINTS 公式ブログ
#33 橋本恵尚

初めに平素よりSaintsへの多大なるご支援、ご声援をくださっている皆様に心より感謝申し上げます。リーグ戦残り2試合と入れ替え戦も、全力で突き進んで参りますので引き続き応援の程、よろしくお願い致します。
 
SSDMの橋本恵尚です。
 
常にフワフワしていて優しい面と、実は正義感が強くしっかりものの面を併せ持つこっちゃんからバトンを引き継ぎました。
出身についてすごく触れてくれました。書くことがなかったのかなと少し悲しい気持ちになっていますが、そんなことないことを祈ります。

引退ブログのトップバッターである大平のブログが公開された頃、自分の番まで1ヵ月半もあるからゆっくり書いていこうと思っていたら、一瞬で締切日が迫ってきました。それほどリーグ戦期間は短く感じるということだと思います。
 
さて、肝心の引退ブログを始めていこうと思います。
私は高校のころ吹奏楽部で……と今までを振り返りながら思い出を書こうとも思ったのですが、それは引退のときに同期と語ることにします。
ここでは、「後輩に伝えたいこと」と「ディフェンスついて思うこと」を綴っていこうと思います。お付き合いいただけると幸いです。
 
「後輩に伝えたいこと」
それは、“自分のスタイル・尖れる部分を模索して、伸ばすことにチャレンジしてほしい”ということです。
ありきたりなことだけど、やじも同じようなこと言っていて、やっぱり重要なことだと思います。そんなこと当たり前、今もやってるよっていう人は素晴らしい。もっと工夫して、考えて、どうすればその強みがもっと試合に活かせるのかを突き詰めていってください。
ショット・フィジカル・グラボ・対人・ラクロスIQ、どんな要素でもいいので尖れる部分を模索してみて、伸ばすことをぜひやってみてほしいと思います。自信があるプレーを持つことで、ラクロスが何倍も楽しいものになります。 

少し自分自身の話をさせてください。
2年の夏に初めてAチームに参加させてもらいました。
当時のAチームはクリアができるショーディを求めており、対人では目立つことができない私がAチームに昇格した理由は、クリア面で評価されたからだと思っています。クリアという要素で私は尖れると考えたので、Aチームの試合や他大の試合を見て研究し、強みを伸ばすことに注力しました。時には上島さんのクリア理論を理解するために、サッカー漫画も読みました。そういった経験があるからこそ、今現在フルフィールド(クリア・ライド)リーダーとしてチームに貢献できていると思います。
今ラクロスが伸び悩んでモチベーションが上がらない人は、何か一つでも自信を持てる要素ができると、どんどん練習や試合が楽しくなっていくと思います。
自分が下級生のときはおけさんから、
「強みを作ること・伸ばすことにチャレンジしろ」というようなことを逐一言われていました。
3年生でも全然遅くありません。もし強みとなる要素が見つからないときは連絡ください。一緒に考えます。
そうやって一人一人が考え、強みを磨いていくことによって「その代のラクロスの色」が見えてくると思います。
来シーズン以降は「接点・切り替え・グラボ」を継続していくかわかりませんが、自分の尖れる部分を追求していき、それが勝因やチームの強みになるくらいまでこだわってみてください。
実際私ができているかはわかりませんが、その意識を全員が持つことで本当に強いチームになると思います。
1年生のときから夢に見た「学生日本一」
どの代が達成してくれるのか楽しみです。応援しています。

「ディフェンスについて」
話はがらっと変わりますが最近、ディフェンスは素敵なポジションだと感じます。
ラクロスで最も盛り上がるのは得点シーンで、オフェンスがド派手にショットを決める姿はかっこいいし憧れます。おまけに配信のMVPはオフェンスが選ばれがちですし。
それでもラクロスのディフェンスが素敵だと思う理由は、ディフェンスの本質は助け合いだと思うからです。
ショーディ対オフェンスの1on1は、1:9くらいの割合でオフェンス有利だと、SAINTSを代表するショーディである畑さんが言っていました。その割合を5:5、もしくは6:4にしてくれているのが、「絶対まもろーず」です。
ゆうだいとけんを中心に、戦術を構築し組織的なディフェンスを創り上げてくれています。ディの人たちがいろんな形で対人を助けてくれることによって、失点を防ぐことができてます。ありがとう。
最近は衝突することもあるけど、入れ替え戦で勝つためには必要な過程なのかなって思います。練習のときも練習じゃないときも話しまくって、最強の組織ディフェンスを作ろう。
入れ替え戦を入れてあと3試合、たくさん助けてもらうことがあると思います。それに応えて自分ももっと助けるし、グラボ拾うし、きつい時の対人も頑張ります。
もっとコミュニケーションをとって、もっと他の選手のプレーに関わって、もっと助け合っていきましょう。そして今シーズンのテーマ「ワイルドD」でボールを奪い、切り替えで勝ってディフェンスで流れを持ってこよう。そして青木さんを喜ばせよう。

グレーのダイヤTに刻まれた「鼓舞」の文字はここぞという時に発揮します。

書きたいことを自由に書きすぎちゃいました。すみません。
 
最後に感謝の気持ちを書こうと思います。
両親へ
12年間、スポーツに音楽にいろんなものを経験させてくれて本当にありがとう。毎試合は招待できないけれど入れ替え戦では集大成を見せられるように、戦い抜くのでぜひ見にきて欲しいです。社会人になったら親孝行していくのでもう少し待っててください。

同期へ
4年間、本当にいろんなとこに行って、いろんな経験をしてきました。引退してから写真でもみながらゆっくり思い出に浸りましょう。
残り1ヶ月と少し。
練習後の何気ない時間ももう残り少ないです。
毎日濃い時間を過ごして、最後は後輩達に日本一を目指せる切符を渡して笑って終わろう!

先輩方へ
先輩方のおかげで今のディフェンスがあります。
首振りだったり、対人だったり、上級生のボケを後輩が拾う下りだったり、「絶対まもろーず」の意思は引き継がれています。今年のまもろーずを直接確認していただきたいので、ぜひ試合を見に来てください!

コーチの方々へ
休日の時間を割いて一緒に戦ってくれること、押し付けるのではなく一緒に考えてもらえること、本当に感謝してもしきれません。
残りの期間は少ないですが、結果でしかこの恩返しはできないと思うので、最高の景色を見せられるよう最後までやりきります。
志木苑また連れて行ってください!

後輩へ
上に書いたようなことが伝えたいことです。
でも実際のところはあまり関われていなくて申し訳なく思っています。
自分が相談に乗ることはないかもしれませんが、力になれることは全力でサポートしたいと思っているのでなんでもいってください! 
風呂にも連れていきます!

フルフィールド・トランジションチームへ
毎回ミーティングが長くてすみません!
次の代のリーダーには効率的にやるように伝えておきます。
シーズンの最初から取り組んできたフルフィールド・トランジションの部分がチームの核になってきていると感じることができて嬉しいです。
一緒に悩んで、考えてくれてありがとうございます。あと3試合、やりきりましょう!
個人に対しては直接感謝を伝えます!





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次にバトンを渡すのはディフェンスリーダーを務めてくれているゆうだいです。
いつもボケかどうかもわからないような変なことを言って、周りを凍らせる彼ですが、頼れる男です。心の中の熱いものをさらけ出してくれるかはわかりませんが、彼がどんな言葉を綴るのか非常に楽しみです。ご期待ください!