引退ブログ『佐々木良樹』 | 立教大学体育会男子ラクロス部 SAINTS 公式ブログ


#88 佐々木良樹


初めに全ての関係者の皆様へ

日頃より立教体育大学男子ラクロス部に多大なる声援とご声援をいただき、誠にありがとうございます。

この場を借りて心より感謝申し上げます。

これからも応援の方よろしくお願いいたします。



熊井から回ってきました。熊井とは2年の時にずっと一緒にいました。けど何を話したかは一個も覚えていません。

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こんにちは 四年生でフェイスオフをしている佐々木良樹と申します。


私は中学校、高校ではラグビー漬けの生活だったが、3年時に襲ったコロナによりやりきれない気持ちが残っていた。

そんな中、大学に入学して、何かスポーツをやりたい時に朝練だけのラクロスを見つけてなんとなく入った。


そのままなんとなくフェイスオフというポジションについて、なんとなく続けていた。

別にそれで2年の時にbリーグにもでれて、ファイナル4にいけて、別にこの感じでスタメンを取れるだろうなと思っていた。

2年の秋になると新チームが始まり、Aチームのフェイスオフは2枚、選ばれると思っていたが、同学年の栄井が選ばれた。

別にそこに焦りもなかったし、プレッシャーがなくなって安心していた自分もいた。

その後栄井がどんどん試合で経験を積んでいき、ネオさんからも信頼を得ていく姿にも何も嫉妬とかなく、なんとなく練習に通い続けて笑って、楽しくラクロスをして、試合もなかったのでノープレッシャーでずっと過ごしていた。

その中で目立った上達があるわけもなく、ただ少し最初からフェイスオフの反応スピードが早い、ピッチャーで言う肩が強いだけと言うだけで強いと言われて、実力はあるのにと言われ気分が良く過ごしていた。


その後、上の代が引退して最終学年になって、Aチームにあげてもらったことで、お世話になった先輩のネオさんの期待に応えたい、この人のために頑張りたい一部に上がりたいと言う気持ちが強くなった。

しかし気持ちとは裏腹に、どんどんフォームがわからなくなり強みである反応も悪くなり、六大学戦では活躍できず、後輩がAチームに上がった。

そこで始めてずっとこの3年間なんとなくでラクロスをやっていることに気づいた。

けど、そこでも頑張りきれず、後輩は黙々と努力をして信頼も得ていった。

お世話になったネオさんの期待にも応えられず、彼はチームを去り別のチームに移籍した。

こんなに努力をしてかっこいい先輩と後輩がいるのに、自分はその姿を見ても、時折やる気を出し、またなんとなくで過ごしていった。


実はこのラクロスと並行して、自分は大学のお笑いサークルにも所属していた。

最初は全くウケない、地獄の1年間を過ごした。

しかし、自分はなんとなく続けることは得意なので、普通なら滑りすぎてやめる状況だが、何も感じずにすべるのが当たり前とその1年間を奇跡的に乗り越えた。

2年時に大胆な漫才のフォームチェンジにより、大会で結果を出し、軌道に乗り始めた。

それも相方が頑張っているから、自分も一緒に頑張るとついていった結果だ。

結局自発的には行動していなかった。

ラクロスで結果が出ないのと反比例にお笑いの方では自分で言うのもなんだが、結果が出続けていき、そっちの方が居心地がよく感じていくようになり、結果が出るにつれてライブが増えていき、練習にいけない時も増えてきた。


そしてこの夏も、野球でいう甲子園、弓道でいう全日本選手権である、大学お笑いの大学芸会という600組以上が参加する大会がやってきた。

1年生の頃からこの大会で優勝することを目標にやってきたので、始めて負けるのが怖いという感情。緊張より怖いという感覚が襲ってきた。

それを払拭したくて、努力じゃなくてやらなきゃいけないという感覚を始めて抱いた。

そこで8月は合宿の時以外、全日相方と二人で会って、ネタを詰めていった。

そして予選、準決勝を通過して、18組の決勝に残ることができた。

負けていった同期、応援してくれる友人、休ませてもらっているラクロス部のためにも絶対に優勝したかった。

そして決勝までの1週間、正直体力が残っていなく、頭もどんどん回転しなくなったが、集まって、なんとかブラッシュアップして完成させて、決勝に臨んだ。

そして優勝した。

人生で始めてこんなに応援されて、お祝いされて、幸せな気分になった。ラクロス部の人もLINEをくれて嬉しかった。

それと同時によくこんな努力したなと思い、そのすぐ後に、ラクロスでもこの努力をしとけよと思った。

ラクロスが上手い同期のみんなはこんなに努力を4年間してるんだと、すごいなと、それについていけなくなった自分が嫌にもなった。

優勝しているのに。

お笑いでも応援で頑張れたように、ラクロスでも、少なくても期待してくれてたネオさんや、栄井のために頑張れていない自分がダサく感じた。

優勝しているのに。


その後、優勝の影響でライブ数が増え、他県からもライブに呼ばれるようになり、全然部活に行けていない。

お笑いがうまくいっているからラクロスからフェードアウトしている感じなのが、ダサい。

けどもうプロになることに決めたので、よりスカウトが来るように今お笑いも頑張らなくてはいけないし、どうすればいいかわからない。


この4年間で学んだのは、お笑いとラクロスから、本気で努力をしたら結果が出るしなんとなくでやってたら、なんとなくの結果しか出ない。

そしてなんとなくやった時間よりも本気でやった時間の方が濃いし、振り返った時に気持ちいい。

努力を継続し続けることが一番大事と良く聞くが、ほんとにそうなんだと実感できた。

そして、4年間継続している同期に感服した。

すごいことをしていると自信を持ってほしい。

普通の大学生じゃないと。


栄井がいなかったらやめてました。ありがとう。

ネオさん、モチベーションになってました。ありがとう。

矢嶋笑顔をありがとう。


次はチーム1の毒舌の福田ゆいです。

朝練の時おはようって言った時に、目があったのに無視されたことがあります。