等価交換 | がりばー@地下鉄の哀愁     ~酒と紅茶と音楽と♪~

がりばー@地下鉄の哀愁     ~酒と紅茶と音楽と♪~

タイトルに深い意味なんて無いさ。
僕が好きなもの、並べただけ☆


手をかけてあげらばそれだけ
改善する可能性が高まる。

当たり前かもしれないけど、
口で言うほど実践できなかったりする。

母親は過去に何度も「脱水症状」で入院歴があって、
そのたびに「またか」と思ったものだけど、
「またか」と思うならその前にできることを
やるべきだって身にしみてわかった。

三年前の退院後から、毎日、食事以外に、
午前、午後、夜と三度に分けて、
毎回マグカップ一杯分の水分補給を
できる限り続けている。

当初は誤嚥予防に、同じ分量のゼリーを作って
与えたりした。その青みが理解できない父親からは、
「なんで。そんなゼリーばかり食べさせるんだ!」と
めっちゃ怒鳴られた。
阿呆が。

その後、ゼリーだと母親がなかなか
飲み進まないようなので、
普通にコーヒーや麦茶、緑茶に変えて
ずっと続けてる。
そのおかげか、脱水で意識混濁したりすることもなく、
逆にどんどん元気が増してきてる。

また、水分補給の際に気が紛れるように、
加えて普段から暇を持て余さないように、
新聞のチラシや雑誌を渡して一緒に見ながら
飲んでもらったりしてる。
母親も、チラシにどんどん興味が出てきて、
おかげでその間は多少目を離してても大丈夫だ。

そしてトイレ。
夜寝る前に必ずと、昼間の任意のタイミングに
排泄のあるなしに関わらず連れて行く。
おかげでおむつの中に便失禁することが極端に減った。
自分的には、やっちゃってからあたふた対処するよりも、
出なくても予め行っておくほうが楽だし、
母親の衛生面でもその方が良いから、
お尻周りの肌トラブルも全然起きていない。

ただし、
これらのことをしっかりこなしていくと、
俺自身の自由な時間はほとんど無い。
どこにも行けないし、誰とも会えない話せない、
美味しいものも食べに行けない。
加えてめっちゃ疲れる。

それはまさに等価交換。
母親の健康、元気と引き換えに
俺が支払わなければならないもの。
いろいろ思うことはあるし、
自由があるに越したことはないけど、
それでも俺は本望だわ。