携帯・スマホは未成年者所有禁止にしたらどうなの? | オッサンの呟き

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特にテーマはなく、独り言のように日々思ったことを呟きます。そんな他愛のない話しに付き合ってくれる人がいるかな?

子供たちの間ではネットによるイジメが深刻化しているという。

今年1月の内閣府の発表によれば、高校生の56%がスマホを所有しているという。生身の人間との付き合い方を学んでいる途上の子供。その子供たちがネットの世界でやり取りをしているのだ。

我々大人でも難しいことがあるネットのやり取りを子供たちがしていることに恐ろしさを感じる。

大人でさえ顔が見えない匿名性を利用し、直接顔をつき合わせたら言えないような酷い言葉を他人に浴びせたりする。そんなものを子供が利用して良いものだろうか。また直接言えば何でもないようなことでも、文字にすると相手の怒りを買ったりすることもある。便利ではあるが、使い方がとても難しいのだ。

溢れる情報を取捨選択する力を育む上では良い訓練になるかも知れない。だがポルノなどの有害サイト、或いは出会い系サイトのような犯罪を助長するサイトにアクセスすることも可能である。どんなに対策をしてもこれを完全に防ぐのは難しい。

また親の目が届かない部分が大幅に増えるというのも問題である。未熟な子供たちには親や社会の監視の目が必要なのだ。いちいち口うるさく注意を与えることは、子供の自主性や考える力、経験を奪うことになりかねないのでそれも問題だとは思うが、見られているという緊張感は必要なのだ。

暗がりでの犯罪発生率は明るい場所と比較して格段に高くなるが、人間、やはり見られているということが行動の抑止に繋がる。子供にはそういうものが必要だと私は思う。

『子供の居場所が特定できて安心になるから必要だ』などという話しも多く聞くが、携帯やスマホが無いなら無いで別な手段を考えることになる。子供が持つことによる便利さよりも、健やかな心とコミュニケーション能力の成長を阻害するという意味において、害の方が圧倒的に多いように私は感じる。

携帯関連会社から多額の広告収入が流れ込むマスコミではあまり多くの追求をしないが、みんなでもっと考えるべき問題じゃなかろうか。未成年者は所有禁止でも良いとさえ考える。