本当に悪いと思ってるかい? | オッサンの呟き

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特にテーマはなく、独り言のように日々思ったことを呟きます。そんな他愛のない話しに付き合ってくれる人がいるかな?

明日は今年の仕事始めです。また毎朝の通勤地獄を考えると憂鬱になります。まぁ食う為には仕方が無いんですがね。少しでも早く出てラッシュの緩やかな時間に電車に乗りたいと思っています。僕の利用している東海道線はかなり混み具合が酷い電車なのです。

その電車ですが、よく遅れます。遅れの理由には様々なものがありますが、朝の時間帯で一番多いと感じるのは『急病人の保護、対応の為』というもののように感じます。満員電車で具合の悪くなる人も多いですね。

こんなとき、車掌や駅員は電車の遅れについてその理由を説明して客に詫びるアナウンスをしますが、その詫び方は実に見事に感じてしまいます。『本当に申し訳ございません』というのがこもっているように聞こえますが、僕はいつもしらけた感じでこのアナウンスを聴いています。

電車の遅れは、突発的なアクシデントで避けようがないものであれば電車の運行会社の責任という訳ではないですし、ましてやアナウンスをしている車掌や駅員の責任でもありません。ですがまるで自分が悪いかの如く『申し訳ありません』という言葉を繰り返します。本当に申し訳なさそうに聞こえる言い方が見事です。

聴いてる側としては『いや、急病人が出たのはアンタのせいじゃないし、繰り返しそんなに申し訳なさそうに言うと急病になった人が可哀想じゃねぇ?』って感じてしまうのです。

自分に責任が無いと相手が感じてくれるであろうと予測がつくことに対しては、実に見事に謝る人が多いかも知れません。その言葉には誠心誠意がこもってるように聞こえます。余り自分の非を認めたがらない人間に限ってこういうのが得意のように感じてしまいます。会社の仕事なんかでもそういうのを感じる場面は結構あります。

そう思うので、僕は車掌や駅員のアナウンスにしらけてしまうのです。少しヘソ曲がりですかね?実際のところ少し曲がってるかも知れませんね。それは否定しません。あ、でも悪いと感じたことには素直に謝る方だと思いますよ。謝って償う方が取り繕って正当化するよりも随分と楽ですから。