そこで助かるのは牛丼などの“丼物”の安値合戦です。僕も割とそういうものを利用するんですが、そうしょっちゅうという訳にはいきません。飽きますからね。
僕が一番利用するのが会社近くにある天狗の昼定食です。下の写真はその生姜焼き定食です。山盛りのもやしの上にちょこんと申し訳程度の豚肉が乗っただけのものです。でもご飯と味噌汁がおかわり自由で500円ですからこんなもんでしょう。
![500円定食](https://stat.ameba.jp/user_images/20121206/05/storm-cat999/8e/df/j/t02200124_0800045012317992172.jpg?caw=800)
鉄板の上に乗ってて運ばれてくるときにはジュージューいってますし、その様子が食欲をそそります。また他の居酒屋定食と比べるとご飯が美味しいんですよね。だから僕は結構これで満足しています。
でもこんな安いランチを食べられる時代もそう長くは続かないかもなぁって、時々思うんです。それは日本の食糧自給率と地球温暖化に関係があります。
日本の食糧自給率はたったの39%です。日本の場合、他の先進国と違ってカロリー計算をベースにはじいた統計ですから、野菜などカロリーの小さな食材の生産量や消費量が反映しずらい計算方法ではあります。その為にTPP推進派からは農作物を自由化させない為のマジックだという指摘もあるようです。
ですが多くの食糧を輸入していることには変わりはありません。コンビニ弁当に使われている魚やスーパーに並んでいる魚などを見ても、アフリカ産の知らない名前の魚が目につきます。
でも地球温暖化が進めば食糧の生産量は落ちていきますから、輸入もままならなくなると思うのです。自国の国民を飢えさせてまで食糧を輸出する政府などないですから。
実際に中国では、日本の国土に匹敵する面積が毎年砂漠化しています。この様子にストップがかかりそうもありません。中国は国土の多くが痩せた赤土で耕作に向きませんから、近い将来には自国民の食べ物の確保にも困るような気がします。
そうなっていくと日本も自国で賄う比率を上げていかなくちゃなりませんから、食材はどんどん高騰していくことになります。そういったことを考えると、自分で農業をやりたいなぁなんていう気持ちも湧いたりします。
ただ最も恐れるのは、世界全体で食糧不足の地域がこのまま増加していき、それが紛争を生み出すことです。戦争の大半の原因は食糧と資源を巡ってのものであることは歴史が証明してますから。