新潟は豪雪が物流に影響している様です。当初の予定では昨日届く見込みだったものがAmazon配送で今日届きました。
この記事はAmazonで発注して最近届いた品物2点についての記事です。
今回、入手希望の品物は使っているiPhone12のLightning端子に繋いで使う「アダプタ」です。MIDIキーボードをLightning端子を介してiPhone12に接続して利用することを想定した商品として注文することにしました。元々持っていた品物があったのですが、先日知人に差し上げました。これはなかなか「注文の仕方」が難しくなってきていたので、自分が使うものは買い直すことにしようと思い、PCやスマホの取り扱いが苦手な知人には使っているものを差し上げることにした次第です(お礼にお菓子をいただきました)。
「Lightning-USB Camera Adapter」という品名でAmazonで検索かければ類似商品は幾つも見つかります。ただ、感じるところの「注文の仕方」が難しいというのは、品物に関して分かる範囲で日本人ではないアジア人(「Made In China」が多いようなので多分中国人)が出品者なんですが、現品を入手してみないと安心できない品物があるからなんです。
実際のところ希望のアダプタが見つかったので買ったのですが・・・
まず1点目
この商品の説明欄には「USB 3カメラアダプター、3イン1 USBメスOTGアダプター、充電と3.5mmヘッドフォンオーディオジャックスプリッター、iPhone/iPad用、USBフラッシュドライブ、MIDIキーボードをサポート(デバイス前のiPhone 15にのみ適合)。」と書いてありました。実はこの赤い文字の部分に気付いたのは現品が届いてからでした。「デバイス前の」の意味がよく分からないものの自分が使っているiPhoneがiPhone12なので使えないアダプタを買ってしまったのかと思い、出品者に(Amazonサイト内の)問い合わせのメッセージで「仕様としては」iPhone12だと使えないのかと問い合わせることにはしたのですが、英文で書かれた原品の入っていた箱にはiPhone12は書いてあり、iPhone15が書いていませんでした。そこで「現品の箱のOverviewにはiPhone15の記載はありません。また同じOverviewの内容にはiPhone12の記載が有ります。どちらが正しい対応状況なのですか?」と問い合わせました。そして返信が届いたのですが「Lightningポート搭載のiPhoneで使用可能です。」とあり機種の制限事項には全く触れていませんでした。それならサイトの商品説明は一体どういうことなんだろうとは思いましたが、好意的に「iPhone12でもiPhone15でも使える」ということなんだろうと解釈しました。ですが実際にiPhoneに繋いだ時にはエラーが出て使えませんでした。
これを詳しく見るとiPhoneは「アダプタ」の接続は認識していますが何かの理由で「使えない」と判断していることになります。なので「初期不良という認識で良いですか?」と問い合わせましたが「どのUSBデバイスを使用していますか?」と今度は返信がありました。また(初期不良では無いとしての)対策として「iPhoneの再起動」や「接触不良としての対策」など詳細説明をこの段階で受けました。実は問い合わせる前にそれらの可能性を想定してiPhoneへのLightningコネクタの挿し直しやiPhoneの再起動を試した上でのことだったのでその旨をメッセージでやり取りはしました。一方でAmazonの「カスタマーサービス」にも相談していて初回の出品者からの返信の後で当方が行った検証結果からは「初期不良だろう」ということになり返金処理を進めてもらう事になっていました。この辺りはAmazon
のサイトでは出品者とはメッセージでのやり取りしか問い合わせる方法が無く「カスタマーサービス」は原則、電話でも24時間問い合わせできるので場合によっては出品者とやり取りするより「カスタマーサービス」とのやり取りの方が円滑に対処してもらえるというシステム上の特性があることによるとは思います。最終的にはこの品物は返品してAmazonからの返金がありました。出品者にもMIDIインターフェースとして使えなかった事なども一通り伝えて返品を承諾してもらえました。
次に2点目。
出品情報には「zoyuzan iPhoneヘッドホンアダプター 3.5mm AUXオーディオジャック充電器 ドングル イヤースプリッター LightningオスからUSBメスOTG電源充電カメラに対応 iPad用MIDIコネクタ」と書いてありました。
ここにある「iPad用MIDIコネクタ」という記載に関してこの様に書いてあるがiPhoneでは使えないのかと問い合わせたところ「使えない」という回答でした。自分でも分かる範囲ではiPhone/iPadで使うMIDIインターフェースアダプタではどちらかで使えるというものはないですし、「Appleサポート」にも問い合わせましたが、逆に疑問を持たれました。そこでこれについても現品が届いてから自分で検証してみることにしました。検証に使うアプリは以前も使ったYAMAHAの「Piano Diary」としました(参考記事:「Duolingo(音楽コース)とYamahaのサポート(MIDI接続)の話」)。現品が届いて「アダプタ」のUSBポートへのケーブルの抜き差しや繋いだキーボードの鍵盤を弾いてみてのアプリのレベルメータへの応答を確認したところ所望の動作をすることを確認できました。
(この検証をした時の画面)
出品者にその旨をメッセージしたところ、「申し訳ありませんが、見落としていたかもしれません。慎重に調査いたしますので、弊社製品のこの機能に関するご意見をお寄せください。」だそうなのですが、「見落とし」で片付けられてはたまりませんし、購入者からの1点だけの情報で言うことがガラリと変わってしまうとは一体どう言う売り方なんだろうと思っています。あくまでこちらは購入者なので検品を頼まれた覚えはありません。
今回記事にしたのはたまたま遭遇した中国製の商品での問題というだけできっと中国製だからと全部がこの様な問題を抱えているのでは無いだろうとは思ってはいます。また今回取り扱った商品でも「QC Pass」は物理的な接続の問題などハードウェア的なQCが主な検品なのでは無いかと思ってはいます。でもこの様な問題にぶち当たってきたので個人的にあまり良い印象は持っていません。
#追記(2025/02/18)
Lightning端子に挿し込んで使うアダプタで便利そうなものを幾つか見つけました。「DTM関連で検証に便利そうなアプリの「ORG24」」で取り上げたのですが、
はMIDIでも使えるUSB-Aのポートの他にメモリーカードアダプタとして、SDカード、microSDカードにも対応しています。
また
サイトの仕様を確認しただけですが、USB-Aが2ポート、HDMIポート、3.5mmオーディオポートが付いていてiPhoneの画面をモニタしながらUSBポートにメモリーを挿して音楽を再生しながら、「flowkey」を使ったキーボードのレッスンなどにも使えそうです(使ったことはありません)。