「soLiの星野沙織さん(バイオリン)を真似てみたい」という記事で書いたのですが、アコースティック楽器の印象の強いバイオリンをエレキ楽器としても扱うアーティストが星野沙織さんです。ご本人の自己紹介では2歳ころからバイオリンを弾いているらしいですし、国立音楽大学を主席で卒業してますから、もちろんエレクトリックなバイオリンだけでなく普通のバイオリンも演奏しています。(Profile:「星野沙織 Hoshino Saori's WebSite 」-「Profile」より)
演奏を初めて聴いたのは楽器店あぽろんさんの企画で新潟市内の店舗で開催された、8弦ギター演奏のISAOさんとのユニット soLiでの演奏でした(「LINE6 HELIX/HXセミナー featuring "soLi"を聴いてきました」参照)。ギターならエレキギターは身近に有るので珍しくないのですが、電子化されたバイオリンの生演奏の音色は多分初耳でした。なのでもっと聴いてみたくなりデモ演奏ライブの直後にCDを買いました。そして彼女がどうしてエレキ楽器の音を欲しいのかをどこかで話していたのですが、例えばバイオリンの音域ではない音を出したい時などでエフェクターを使って出すことができるかららしいです。これにはなるほどと思いました。生演奏ではなく電子化された音源は様々な加工がしやすい筈で「音色での表現の幅を広げるもの」と捉えてはいましたが、出せない音域を出すというのはちょっと考えればわかることなのですが。演奏していないと気付きにくいことだとも思いました。
バイオリンの電子化では、駒をピエゾ付きのものに交換することでアコースティックなバイオリンから音を取り出します。これを見たこともちょっと衝撃でした。それ以前では「エレアコ」という生楽器と電気楽器の中間のギターを知ってはいたのですが、弦楽器ではギター以外の楽器で電子化できるとは思ってもいなかったので。そして昔、手に入れていた教育用のバイオリンにこのピックアップを取り付けてもらっていました(「soLiの星野沙織さん(バイオリン)を真似てみたい」参照)ただこのバイオリンの練習も少ししました(いくつか記事を書きました)が、演奏できる楽器が無いため練習するのはキーボード、ギターに絞ることにしたので残念でしたが、この専用ピックアップを取り付けたバイオリンは売却しました。
因みにsoLiの楽曲はこんな感じです。
さて話は星野沙織さんに戻すと、最近偶々知ったのが「TONERICO」です(「Jill(Unlucky Morpheus)&星野沙織(soLi)の女性ヴァイオリニストふたりによるユニット TONERICO、1stアルバム『Valkyrie Notes』より先行デジタル・シングル「jinXnij」配信&MV公開!」)。
Jillさん(JILL(バイオリン)メタルバンド美人演奏者のプロフィール紹介!)も芸大出身ということでお二人とも正統派のクラシック出身のバイオリニストです。
生バイオリンの演奏には時々興味をそそられてきましたが、普通のバイオリンだけでなくエレクトロニックなバイオリンも演奏するのは今のところこのお二人しか知りません。(分類するとしたら)TONERICOもsoLiも曲のジャンルについてはロック系だと思います。
綺麗な響きのバイオリンらしい音から始まる楽曲です。
かなりの技巧の演奏が出来るお二人ですが、ゲームにものめり込む世代に育っているので、ゲーム音楽にも影響を受けているらしいです。
こういう既存の音楽の領域を出た表現の音楽も刺激を受ける楽曲ですね。
#追記(2024/06/09)
この記事を書いていてYouTubeを見ていたら、「【検証】12弦ギターから主弦を外したら大変な音になりました」という動画を見つけました。これも多弦ギターです。
$追記(2024/06/20)
YouTubeで偶々されていた動画に「【検証】激安エレキバイオリンでもプロなら弾ける?」というものがありました。観た感じではアコースティックバイオリンとの違いなども簡単にですが解説されている感じでした。
このエレキバイオリンは12800円だそうなので上記した様な音の加工なども含めた応用範囲の広さもあるので、お買い得な印象です。倉田りのさんとしてはお薦めだそうです。この動画の「倉田りの」さんはバイオリニストです。(「倉田りの」:公式ホームページ)
また参考までにAmazonのエレキバイオリンの紹介などを掲載します。
Amazonでの「エレキバイオリン」検索結果