先日「AppleScriptの色々」に追記したのですが、「「AppleScriptObjCを使ったアプリケーション製作の概要」という記事がありました。この記事によると、「以前はAppleScript Studioという仕組みがありましたが、Mac OS X10.6からはAppleScriptObjC(以下ASOC)という仕組みに切り替わりました。」」と書いてありまして、実際にどういうものなのかを知りたくて、見つけた記事を読んで試してみました。利用したXcodeはバージョン6.1.1でmacOS 10.9(Marvericks)で試しました。
ウインドウの真ん中にボタンを1つ付けて、ボタンを押したらダイアログを1つ出すだけのプログラムにして、アプリケーションの作り方を確認しました。このスクリーンショットでは、表示が小さいのですが、Xcodeの画面右側にOutlet、ActionとGUIとの関連付けが表示されています。また「Frameworks」の中に「AppleScriptObjC.framework」が組み込まれています。
AppleScriptは「AppDelegatte.applescript」として用意されて、
「property myButton : missing value 」と定義を書き込み、
「on clickButton : sender
・・・
end」
とイベントハンドラを書く様です。今回はこのイベントハンドラには、ダイアログを1つ表示する様にしました。
実行結果はこの様になり、取り敢えず1つ「AppleScript ObjC」のプログラムを作ることができました。ですが、「AppleScript Studio」に比べると、スクリプトの記述が全く違うので、この方法でアプリケーションを作るのには苦労しそうな印象です。
資料もあまりないので、これから調査も必要です。