3月末に「これが「電子書籍」の形という本の1冊が発売されました」という記事を書きました。
「電子書籍奮闘記」の初出は2010年で、電子書籍が「商業的に」(つまりビジネスとして)成り立つ様になってきたとメディアに取り上げられていた頃の著作です。
発売当時に「紙の」書籍で買って読んだのですけど、先日の萩野正昭さんの著書を「見て」改めて2010年頃の騒がれ始めた時期の同じ著者がどんなことを書いていたかが気になって、Amazonを覗いた次第です。
この電子書籍は最近買いましたが、紙の中古書籍も併売されていました。ところが価格が全く違います。
電子書籍版は、文中にリンクがあったり、2010年当時の紙の書籍ではできなかった読み方(見方)ができる「仕掛け」が組み込まれているからでしょう。
読み終えてはいないのですが、著者に共感するところがあって、「商業ベースで実現させたい」と思う人が居るのは事実です。経済活動と切り離して考えるのは難しいのかもしれませんが、それが求めることの本質ではありません。長い間、電子書籍に何らかの形で興味を持って活動してきた人・・・電子書籍の「書き手」、「読み手」の思うところだと考えています。その間には紙であったり、電子媒体(様々な電子書籍のフォーマットなども含めて)がありますが、言うなれば「本」と名付けられたモノの形であって本の本質ではないと思っています。
今日は少し気分転換に改めて「電子書籍とは何?」というのを自分なりに考えてみたくて、この本を読んでいます。
暫くはMacやiPad miniをデバイスとして「Kindleアプリ」で読んでみるつもりです。