毎年3月11日は東日本大震災の起きた日ですが、Wikipediaでは、「東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)は、2011年(平成23年)3月11日(金) 14時46分18.1秒[1]に発生した東北地方太平洋沖地震による災害およびこれに伴う福島第一原子力発電所事故による災害である[2][3]」と書かれています。
確かに長い時間の横揺れが続き、大きい地震だなと感じましたが、高さ15mにも及ぶ津波が起きて、原子力発電所の防波堤を超えてしまい、電源喪失、原子炉の炉心溶融など事故の連鎖が起きました。
天災として予測は容易くできるものでもなく、津波の規模も「想定外」だったことも報道されていました。
ですが、「安全神話」に騙されて、「原子力発電所は安全です」という言葉を事故が起きる迄、信じさせられていました。まさか原子力発電所の事故が起きるとは思ってもいませんでした。
原子力発電所にも基本的に2種類あるし、ただ「原発事故が起こった」とだけ反応してしまうのも、極端だと思います。
起きてしまったではありますが、特に日本の場合は決して起きてはいけない事故だったと思っています。それは日本が唯一の被爆国で、原子力が「暴れた」らどうにも手を付けられない物理的な力が発生してしまうということが忘れられていた様に思うからです。
物理現象だから制御はできない(原子力の)「半減期」の間、放射線は出続ける・・・この危険性の物理現象の裏付けが隠されていたことが事故が起きる迄、あまり知られていなかった。と感じるのです。
(津波が起きて発電所の現場で起きたことを映画にした作品です。ほぼノンフィクションだと思います。)
改めて忘れてはいけない「原子力の事故」が起きてしまった日なのだと認識する必要のある日だと思います。
廃炉作業には一世代の時間が必要です。そのことも含めると原子力は安易に扱わない方がいいエネルギーなのだと、再認識したいものです。