OpenCLとXcodeの話 | 貯え 小道具 興味ない?

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マルチコア・プロセッサ向けの「並列プログラミング」には幾つも方法がある様です。

どれが良いとかは一概には言えない様ですが・・・

 

ハードウェア(プロセッサ)も近年は「マルチコア」が主流というか半ば当然の構造になってきている様です。

そもそもは汎用コンピュータとして作られたものではありませんが、PlayStation3はCell B.E.を搭載していてLinux OSをインストールすることができ、ある程度は汎用計算にも活用された様です。これが2005年頃に発売されていて相当な演算能力を持っていたマシンだということは驚くべきことでした。

ですが、「「マルチコア・プログラミング」のテスト」の記事に書いたとおり、当時としては能力の高いものだったにもかかわらず、時代の流れ、PlayStation3の計算機としての限界から2021年という現在に至っては「古い技術・機器」となってしまったのは残念ですが、受け入れざるを得ない状況だと思っています。

 

一方、ソフトウェアの作成手法の上では、「並列プログラミング」では冒頭に触れたとおり様々な手法があるのですが、今は「OpenCL」にMacで取り組んでいます。書籍の参考資料は手元にありますが、この書籍は「PC系ー今年やりたい事」でOpenCL関係として記事に載せた2冊の書籍です。Macではどちらの書籍でも開発環境としてXcodeを導入することを前提としていますが、

 

 

では、主にC言語のプログラムで解説がされています。

 

一方、書名は似ている別な書籍の

 

では、C++言語での解説がされています。

 

開発環境の導入については後者の書籍の方が図解されているので多少わかりやすいのですが、2冊とも2010年頃の書籍なのでその後のXcodeの変更には対応していません。

 

なので、実際にプログラムをビルドする迄のXcodeでのOpenCLプログラミング環境整備について少し調べてみました。

ただし、作成するプログラムはコマンドラインで実行するものを前提としています。

 

新規プロジェクトを作成するために対象OSをmacOSにして「Command Lineツール」を選びます。

最低限の設定をします。

 

OpenCLのフレームワークを読み込む設定をします。

 

ビルドの結果です。画面中央右下にターミナルで実行したのと同様な実行結果が出ます。

 

上記のとおり、一先ず、Xcodeのビルドの流れを確認しました。

OpenCLのプログラムのテストはこの後になります。