MINIXというOSについては、Wikipediaから引用すると、
「MINIX(ミニックス)とは、1987年にオランダ・アムステルダム自由大学(蘭: Vrije Universiteit Amsterdam)の教授であるアンドリュー・タネンバウムが、オペレーティングシステム(OS) の教育用に執筆した著書、『Operating Systems: Design and Implementation』の中で例として開発した、Unix系のオペレーティングシステム (OS) である。Minixの名は"mini-Unix"から。」
という起源は古いOSです。
(公式サイトは https://www.minix3.org です。)
また、Linuxの基になったOSと言われています。(ここについては双方の開発者がちょっと揉めたらしいですが・・・
同じWikipediaから引用すると、
「MINIXの「実用を目的としない」というポリシーに対し、ニュースグループ comp.os.minix において、MINIXを実用に耐えるOSにしようという試みが提示された。しかし、タネンバウムは機能を追加することに否定的だったため、リーナス・トーバルズは新たにOSを作ることを決断し、1991年10月にはついにLinux version 0.02がリリースされるに至った。
これに対し、タネンバウムはLinuxの設計に対する批判を展開し、論争が起こった(アンドリュー・タネンバウムとリーヌス・トーヴァルズの議論)[4]。
結果として、後発のLinuxやFreeBSDの方が広く普及することとなったが、MINIXのソースコードはコンパクトで初学者にも読みやすく、教材としての目的は十分に達しているといえる。」
ということです。
実際に(Mac mini late2012に)x86環境としてVirtualBoxをインストールしてみて、MINIX3をそのゲストOSとしてインストールしてみました。
英文ですが、早い話rootでログインして「setup」してくださいというだけです。
インストールが終わって、rootでログインするとコマンドプロンプトが出てきます。
今回のインストールで少し困ったのは、ストレージの設定でした。
VirtualBoxではSATAインターフェースのHDDを想定している様なのですが、MINIXの方はまだ対応していない様でした。
そこで、インストールするisoイメージと仮想HDDをどちらもIDEコントローラに接続する様修正してからインストールしました。
かれこれ30年位前ですが、
という分厚い書籍でVersion1.5(の筈)のソースコードは全て掲載されていました。
それを当時の手元のPC(Sharp X68000)にインストールしようとしたのはとても懐かしいです。
十分なソフトウェアの開発環境が無かったので、完成はしませんでしたが・・・
同じASCIIからの書籍の
も今でも持っているので、インストールしたMINIXの環境で試してみようと思っています。
なお、「インストールガイド」のURLは変更になっていて「 https://wiki.minix3.org/doku.php?id=usersguide:start 」から参照する様になっていました。