Emulationのテーマで「PearPCについて」という記事も書いていますが、今回はlubuntu16.04をインストールしたDell Inspiron miniでの設定を実際に試しているということでubuntuテーマでの記事にしました。
PearPCにはMacintosh/Windows/Linuxで動かせるPowerPCエミュレータだという特徴があるのですが、Linuxの場合はソースプログラムをダウンロードしてきてmakeするという必要があります。これを最初試したのですが、やり方が悪いのかうまくビルドできませんでした。
それでも(今のところ)Mac OS X (できれば10.4 Tiger)を動かしたいので、試しています。
今回は「lubuntuマシン(Dell Inspiron mini)で「ボカロ」動きました」でWINEをインストールしたので、Windows版のPearPCを使ってみることにしました。
Windows版のPearPCには「PearPC Control Panel」がバイナリーで配布されているので、これを使うことにしました。
(左上にWINEで動いているのでそのアイコンが表示されています)
インストールできたのですが、設定を多少修正する必要があります。
[FILE]メニューからedit configurationを選ぶと
どのOSをインストールするのか選択できるようになっています。もしかするとPowerPC用のLinuxもインストールできるのかもしれません。
この画面で[Primary IDE DeviceをCD-ROMにして、Macintoshの「ディスクユーティリティ」で作ったMac OS X のディスクイメージを指定してみました。
右下の[Continue]ボタンを押して次の設定を行います。
ここで[Video Driver]のファイルパスが正しく設定されていないとエラーが出ますが、PearPCのパッケージに含まれている「video.x」のファイルパスを正しく設定すれば、PearPC起動画面まではたどり着けました。
右下の[Finish]を押して編集画面を終了して、PearPCの画面左上の三角右向き矢印を押してPearPCを起動します。
設定がうまくいけばPearPCの起動画面に変わります。そして起動画面ではブートデバイスを番号で選択します。
今のところはまだMac OS Xが起動できていないので、緑の英文のメッセージでエラーメッセージが表示されています。
設定のどこかで起動設定をすればMac OS Xが立ち上がると思うのですが、その設定が今のところはっきりわかりません。
今はPearPCが起動するところまでの確認で次の記事でMac OS Xの起動状態を紹介できればと思っています。
#追記(2016/09/19)
PearPCでは仮想HDDが必要になりますが、これは「Downloads」のページ下の方の3GB HDDのイメージをダウンロード/展開して入手しました。ここにOSをインストールする予定です。