目的はBBBにAndroidを入れてみたいというところで変わらないのですが、Beaglebone Blackに関わるAndroidの記事を探してみたところ、「Android OSのビルド」という記事がありました。
同じ参考書籍でうまくいった事例なので、これに倣ってやってみようと作業環境を見直してみようという試みです。
この記事では仮想マシンを使っているのですが、VirtualBoxを使っていました。手元の環境ではどうもVirtualBoxでは手順がわからない事項があったのでVMWare Fusionを使っていたのですが、VMWare Fusionもバージョン6を使っているのでMacintoshの最新版の正式対応していないものです。そうなると何が原因か曖昧になってしまうので、改めてVirtualBoxを使ってみることにしました。
そこで、まずVirtualBoxとホストマシンのMacintoshとのファイル共有が必要になったので、これを調べてみたところ、「Ubuntu 12.04 で共有フォルダーの設定をしてみた」という記事が見つかりました。
仮想マシンはデフォルト設定では容量が足りなくなるので、Androidの構築のため150GBの内蔵ディスクの設定で作成して、ubuntu12.04 Internationalを英語版でインストールしました。「ubuntuは12.04を使ってください」、「日本語版(多分Remix版の意味)は使わないでください」とCQ出版から回答が来ていたのでそのためのubuntuの選択です。
Macintoshとのフォルダー共有にはWindows2000仮想マシンで共有を試したことのあるフォルダをMacintoshのデスクトップに作っています。VirtualBoxでのubuntuでのファイル共有設定は見つけた記事に従ってVirtualBoxの「Guest Additions」CDイメージをubuntuにマウントして
$ sudo sh VBoxLinuxAdditions.run
と行いました。
共有フォルダ名はShareにしてあります。
$ mkdir Share
としてubuntuのホームディレクトリに共有するためのフォルダを作りました。
次に
$ sudo mount -t vboxsf Share ~/Share
としてVirtualBoxでの共有フォルダ設定を行いました。これでMacintoshのVirtualBoxにインストールしたubuntu 12.04でMacintoshとの間のフォルダの共有ができました。
この環境の上で、Androidのビルドができるかどうかを試すつもりです。
#追記(2015/10/29)
Androidのビルドを試みたのですが、VMWare Fusionで試した場合と少し挙動が違いました。ですが、ブートローダのビルドとLinuxカーネルのビルドはうまくいきましたがユーザー・ランドのビルドはやはりうまくいきませんでした。途中で「killed」というメッセージを出して終了してしまいます。
状況を出版社の担当者さんに返信していたのですが、ユーザー・ランドのビルド失敗について動作確認をしてから返信をもらえることになりました。