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この書籍に沿って、Arduinoとほぼ同じ画面のIDEを立ち上げてみることにしました。
実は12ページには「ZAP (ZPUino Arduino Papilio) IDE 2.3.0」からzap-2.3.0-windows-expert.zipをダウンロードして使う様に書かれていましたが、この手順でIDEの起動をかけても立ち上がりませんでした。
出版社に問い合わせたところ、ダウンロードするzipファイルを「zap-2.3.0-windows.zip」に変えて(このZIPファイルにはJava VMが含まれている) 起動しないとIDEが立ち上がらないとわかりました。起動するIDEはArduinoのIDEとかなり似ていて、元になっているものもProcessingです。
ZAP IDEでは「Papilio本体とMegaWingの組み合わせ」を前提に書き込むBITファイルを選ぶ様になっているので、追加購入したLogicStart MegaWingをPapilio本体に取り付けてからの作業となりました。Arduinoの場合はハードウェア構成が変更になるわけではないのですが、Papilioの場合は、使うMegaWingとの組み合わせのハードウェア構成を正しく選んでおかないと回路的におかしなことになってしまいます。適切なボードの構成を選んで、「ブートローダーの書き込み」の作業を行うと、これで後はArduino同様にスケッチを書き込んで実行する流れになります。
PapilioのサイトからダウンロードできるQuickStartのBITファイルと同等なものがIDEのスケッチの例にも含まれているので、これをスケッチとして書き込みました。
実行してみると、ターミナル画面に

の様に連続的に文字が表示されるだけでなく、LogicStart MegaWing上のLEDが一つおきに点滅し始めました。


これでZPUino(CPU)機能を書き込んで、そのプログラムとなるスケッチを書き込んでの動作確認ができました。書籍の「第1章Papilioの世界へようこそ」がこれでようやく終えられました。様々な応用が、Papilioが採用しているXilinx社 Spartan 6 LXの開発の仕方や応用機器について書かれているので、参考にしてPapilioを使ってみたいと思っています。
実はFPGAを使ってやりたいことの1つが、FPGAで音源チップの構築がしたいと思っています。
ネットの情報によると古いタイプのPSG(Programmable Sound Generator)には無償でBITファイルが手に入るものもある様なので試してみたいところです。欲を言えば、MIDI音源チップを構築できれば、今のArduinoの構成を数枚のシールドと重ね合わせて使うものからシンプルな構成に改良できるかもしれません。