サーブレット&JSP実践プログラミングテクニック/秀和システム

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JSPというのは、HTMLドキュメントとJava構文を混在させたコンテンツなのですが、実行時には、自動的にサーブレットに変換されてコンパイルされて実行されます。HTMLドキュメントの部分( テンプレートテキストと呼ばれます。)はそのままHTMLドキュメントとして出力されます。JSPスクリプトの部分は「スクリプトレット」、「式」、「宣言」、「JSPコメント」の4種類があります。
サーブレットと同様に「実ディレクトリ」と「仮想ディレクトリ」の違いがあって、実ディレクトリは、
webapps/<ユーザー指定のディレクトリ>/<保存するJSP名>.jsp
となり
仮想ディレクトリ(URL)は
<ドメイン>/<ユーザー指定のディレクトリ>/<実行したいJSP名>.jsp
となります。実行時に拡張子の「.jsp」を省略することはできません。
書籍のサンプルJSPを実際に設置して実行してみました。

無事に実行確認できました。
VirtualBoxの中のWindows2000にインストールしたTomcatを利用してここまで確認できたので、サーブレット/JSPを試すことは可能になりました。ただ、ネット検索してみたところ、サーブレット/JSPを設置できるレンタルサーバーはあまり選択肢がありません。サーブレット/JSPでサーバー環境を充実させても利用する場所があまりないというのが実情の様です。
#追記(2015/02/20)
「JSP HTML5」で検索してみたところ、JavaからHTML5ヘ。業務システムの開発におけるWeb技術の変化と適応事例という記事が見つかりました。「Java中心の開発から、HTML、CSS、JavaScript中心の開発にかわりつつあります。」とありました。業務系のシステムで従来使われていたJavaのシステムがHTMLの高機能化によってHTML+CSS+JavaScriptの構成に変わってきているというものです。Javaの利点は動作環境を選ばないというところにあったと思うのですが、ブラウザだけで処理できる機能が豊富になったため、Javaを使う必要が無くなってきたということなのかもしれません。