サンドアートパフォーマンス集団SILTによる社会貢献活動「福井県立福井東特別支援学校を訪問して」 | サンドアート集団SILT船本恵太のアメブロ

サンドアートパフォーマンス集団SILTによる社会貢献活動「福井県立福井東特別支援学校を訪問して」

2015年のある日、福井県立福井東特別支援学校の先生から一通のお手紙が届きました。






鯖江で行われた、SILTの単独公演を観て感動した、学校の子供達にみせてあげたい、体験をさせてあげたいというお願いでした。



天井しか見ることができない、重度の障がい者の子供もいるとうことで、砂に触れさせたら少し腕が動いたというのです。





その、便箋何枚にも及ぶ直筆のお手紙に心を打たれ、

お世話になっている福井県のイベント会社さんにご相談をし、

その協力を経て、学校訪問をボランティアで実現することができました。

いただいたのは機材の運送費のみです。

旅費は、そのイベント会社さんが別件のイベント出演に日程を合わせることで調整をはかってくださいました。






2015年9月4日、福井県の他のいくつもの特別支援学校からも子供達が集まり、

病室から出られない子供達には、スカイプ中継もされました。

部屋から出ることのできない子供達もいたのです。






SILTのメンバーから、船本恵太とあんじぃあんじゅの二名で訪問をしたのですが、

このときは、子供達に親しんでもらえるよう、あんじぃは黒い普段の衣装(SILTのイメージカラーは黒です)ではなく、穏やかな色の愛らしい衣装に変更をしています。






サンドアートのライブパフォーマンスの後は、ワークショップを行いました。


教えていないクマやオバケの絵まで積極的に描いています。 繊細で優しいタッチの横顔、描いた人の性格が絵に滲み出ています。 一緒に砂絵を描いていると、自然と会話が生まれます。











なんて素直で純粋な砂絵でしょうか。 元気をもらえる絵です。 すごい才能だなと感動いたしました。 この子が持つ、あったかい心が伝わってきます。



あとで先生が言っていたのですが、普段は美術が苦手であまりやりたがらない子なのに、とても積極的にやっていて驚いたとのことでした。


(※プライバシー保護のために、顔をぼかしてります。)






20分くらいずっと無我夢中で描いていた車いすの女の子は、最初は表情が乏しかったのに、最後は笑顔でいっぱいになり、心を開いてこちらを見てくれました。言葉は一言も発しませんでしたが、アイコンタクトでコミュニケーションをとることができました。












車いすに乗っている重度の障がい者の男の子は、ほとんど動かない手のそばまで先生がトレース台を持っていき、手を伸ばして動かして線を描くことができました。

そのときに、あんじぃがお手本でお花を描くと、その男の子が手を動かして、お花の絵を消したんです。

先生が言いました。

「どうして消しちゃうの?せっかく描いてくれたのに。」

するとあんじぃが答えたのです。

「いいんですよ。消すのもサンドアートですから。」

あんじぃがお花を描いては、男の子が消し、描いては消し、それを繰り返して、
一緒にサンドアートを行ったのです。

言葉はいらない、心が通い合う力。

これこそが、本当のサンドアートの意味であり、社会における役割だと、私達は確信しました。

美しい絵や物語の技術よりも大切なこと、

心と心を繋ぐツール、

それがサンドアートです。




(※プライバシー保護のために、顔をぼかしてります。)







もう1つ感じたことは、子供達が笑顔になって喜んでいる姿をみた先生たちが、もっと喜んで笑顔になっていったということです。

笑顔の連鎖です。

毎日大変なお仕事をされていることをお察しいたしました。
そうした先生の皆様をも癒す形となったのです。





その後、子供達や、先生方から、たくさんのお手紙や、
子供達が作ってくれた色々なものをいただきました。





この経験は、私達SILTにとって、大変、大変、貴重なものとなりました。
沢山の勉強もさせていただきました。
SILTの方向性が一つ確立された出来事でした。
これ以降、SILTの社会貢献活動は、それまで以上に、積極的なものとなり、明瞭化されています。

それと、私自身、生まれつき首が曲がっている斜頸という身体の障害がありまして、思春期の頃に、同級生からモノマネをされて笑われるという、深い心の傷を負っています。

私はこの出来事を通じ、色々な社会貢献活動の中でもとくに、障がい者を支援する社会貢献活動に最も力を入れていくことをSILTの方針として打ち出しています。






この福井県立福井東特別支援学校訪問の話は、

後に『知的・発達障がい者サポーターズドリームプランプレゼンテーション2015』でのスピーチへと繋がりました。

障害者を支援する職業に就きたいという若者が減少しているという社会問題を解決する目的のイベントです。

少しでも来場者増員や、スタッフの皆様の励ましに貢献できればと思い協力させていただきました。

http://ameblo.jp/stopmotionanimation/entry-12080869307.html






そして来年は、聴覚障がい者協会と手話サークルによるイベントに出演をすることにもなっています。
http://ameblo.jp/stopmotionanimation/entry-12192768126.html