ここ数日、街の賑わいや人々の歩き去る姿から年の瀬を感じます。
僕自身、冷たい空気に身を縮めてコートの襟を立てる瞬間に、冬が訪れたのだと感じる。
貼り付けた曲は槇原敬之さんの「冬がはじまるよ」
単純なラブソングではありませんね。
この曲が流れてくると空気感が変わります。
冷たい手があったかい飲み物の入ったマグカップに触れたときのような。
そんな感覚がほんわりと胸にこみ上げます。
みんなでわいわい楽しんだ冬休みや、つらい思いを抱えた年末。
そんなものたちが、やわらかな毛布に包まれたように思い返される。
冬って面白い季節です。
一年が終わって、また新しい一年がやってくる季節。
春は始まりの季節だけど、冬もまた始まりの季節なんだ。
寒い中で、北風の中で身が引き締められる中で始まるのだ。
だからこそ、今聴く「冬が始まるよ」は不思議に響く。
終わりに向かっているはずなのに、これから始まるんだ。
せつなさとやさしさを含んだメロディーが、自然にそれを告げてくれる。
小さく、誰にもわからないように拳を握り「よし」と前を向く。
この曲は不思議とそんな気持ちにさせてくれるんだ。

