マザコンの常識を変える
マザコン心理研究家
マザコン問題解決コンサルタント 遊歩（ゆうほ）
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今回は「母の思い込み」」です。
私の母は祖母の兄で未亡人の叔母がおり、その叔母が
「息子に電話をかけても全く出てくれない」
と愚痴をこぼすのを聞いて
叔母の訴えを鵜呑みにし
「世話するべき人が世話をしないと怒りが湧く」
ので甥に電話をかけて、
「親が心配して電話するんだから、
電話ぐらい出てあげるべきでしょう！」と
甥に怒りをぶつけたそうです。
すると甥は
「電話は毎日している。余計なお世話だ！」
とキレられたそうです。
そりゃあそうですよね。
甥とはいえ50代後半、
甥は高校教師から教頭に
昇進をし公務や出張、
自分の家族のことで追われているのです。
「世話するべき人が世話をしないと怒りが湧く」
というのは私の母親側にある
赤ちゃん時代の
怒りと恨みなのですね。
つまり、赤ちゃん心（エゴ）
自分に怒りと恨みの種が
解消されずにうずいているので
外側に投影が起きてしまうのですね。
母親は昭和25年生まれ、
祖母は教員でしたが公務員にも
育児休暇制度が
導入されたのは1970年代以降、
それまでは産休のみで
育児休暇制度はなかったので
実母に子どもの面倒をみてもらいながら祖母は
家庭と仕事の両立を頑張っていたわけですが
生後3か月だった赤ちゃんの時の母には
状況は理解できません。
「世話するべき人が世話をしないと怒りが湧く」
という不快の刻印となって
人生を支配していたのです。
完全受身、親から与えてもらっていた赤ちゃん時代に作られた自己中心的短絡的な思考、
意識体のこと（エゴ）出生期に刻印され、イヤイヤ期、反抗期、結婚後の
パートナーシップ等幅広く影響を与える。
0歳時期（哺乳期）の脳構造全体が未熟で視野がとても狭く、
自分のことだけしか見えてない・考えられない特有の思考が
成長過程において完全固定化される。
そのため、物事の解釈の仕方、認知が歪むために
他者原因、他者責任、自己誇大、受身依存（一人では生きていけない）、
受身消極（声に出さず、助けてもらうのを待つ）を混同しながら、
自他の境界感覚を持たないために、他者に対し、パワーコントロールしようとする
典型的な言語パターンも見られる。
またマザコンだけでなくモラハラ・DVの根幹となっている思考でもある。
モラハラ夫が「自分に非がある」「自分が悪い」と正しく認識できないのは
赤ちゃん心（エゴ）に人格を支配されたままの発育不全の大人だからである。
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そのことがあってから、しばらくして・・・。
祖母の妹の叔母が認知症を発症したらしく
叔父が母に電話をしてくるので
「認知症の疑いがあるから一度、
地域包括支援センターに相談してみては」と
アドバイスするのですが、
叔父は九州男児なので
「そげんことは、まだせんでよか！」
と一蹴するのだそうです。
九州男児、頑固で厄介ですね・・・。
この叔父も現役時代は県職員で
勤務していた人なので
プライドも高いので話を
聞き入れないのです。
すると母は・・・。
「世話するべき人が世話をしないと怒りが湧く」
ので「認知症は家族の力では
どうすることもできないんだから
とにかく早く病院で診断してもらってください！」
とブチ切れ！
母も「自分の方がエライ」と
赤ちゃん心（エゴ）で勘違いを起こしたまま、
かつ、自分の父親を実は見下しているので、
投影が起き、
親戚の男性のことも見下して、
男性に文句や不満を
ぶつけるんですね。
本人が思い通りにならないからと
ブチ切れるのではなく
叔父の住んでいる市区町村の
担当窓口に連絡して
「認知症の疑いのある家族がいるが
遠方に住んでいて心配なので
一度、確認してほしい」と
進めればよいのではとアドバイスしたところ、
「あっ、そっか！」と納得していました。
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