「動く壁」 | A Cheap Log.

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Kei

バタバタとしているうちに一年で一番好きな秋真っ盛りとなった。


今頃が僕が一年で最も好きな時期だ。年末間近の慌ただしさもなく、春から夏の頃の喧騒もなくただゆっくりと時間が過ぎていくのを心静かに楽しめる…ぶらっと行くツーリングもまた楽しい。


バレンティーノが久々に世界王者に返り咲いた。日本で年間タイトルを手にした。
今シーズンは彼らしからぬ力で捩じ伏せての奪還。流石に勝負の年やと感じてたんやと思う。
あれだけの天才でも勝てないと衰える。マクグラスもそうやった。あのままホンダに残ってたら、もっと勝ってた筈やが、正直勿体ないと思う。西宮のスーパークロスでレース前に握手したが、もう昔の強さは間近に会ってみてあまり感じられなかった…


昔仕事で和光に行ってた時、ガードナーの話が出た。もう引退やと本人も周囲も思い始めていた矢先、イギリスGPで優勝した。本人がまた暫く走りたいとチーム関係者に言い出した。
「ライダーは勝てなくなったら自分で辞めていく。勝つとまた走りたくなる。そんなもんだ」と先方の担当者は言っていた。それは明石でも同じように聞いた。


今年勝てなかったら、もう後がないと思ってたんやと思う。マクグラスがカーマイケルに脅威を感じたように、GP史上最高の王者もストーナーに恐れを感じてたんやろう。一度転落するとなかなか返り咲けない。レースはほんまにそんなもんや…


緒方拳さんが亡くなられた。突然の訃報やった。


大昔「動く壁」というドラマがあった。何回か再放送されたが、最近はあまり見なくなった。
緒方さんが出演されたドラマの中でも結構好きなドラマやった。


今日CXで始まったドラマが結果的に緒方さんの遺作となった。最後まで役者のままで天に召されはった。
これからはもう緒方さんの新しい映画やドラマが見れなくなるんやと思うとただ寂しい。生涯一役者という言葉がほんまに相応しい俳優さんやった。ほんまに残念に思う。


人間いつ最期を迎えるかは誰にも分からへん。そやから出来るだけ精一杯生きる。自分の生きる道を見つけて精一杯生きれたら、人生の長さはあまり関係ない。それだけで生まれて生きて幸せやと感じれると思う。


現世を終えられた緒方さん、たくさんの夢を有難う御座いました。ご冥福をお祈り申し上げます。