髪の毛に深く関わるミネラルは「亜鉛」
ミネラルには様々な種類が存在し、そのすべてが生命の維持や生体の成長に関わっているといえます。中でも不足することで髪の毛の成長に大きく影響を与えるとされているミネラルが「亜鉛」です。体内の亜鉛が欠乏すると、亜鉛欠乏症の症状として脱毛が起こる場合もあります。
「亜鉛」は髪の育成には必要不可欠な栄養素で、タンパク質を髪へ合成する際に必要で、髪の毛に栄養を運ぶ重要な役割があります。
また、身体の中で亜鉛だけではなく、他のミネラルが不足しても肌や爪など、様々な異常が起こりやすくなります。ミネラル不足は、新陳代謝が正常に行われなくなるため、抜け毛が多くなるなど頭皮にも影響してきます。
ミネラルというのは、無機化合物といわれ、数多く存在していますが、体内で生成することができないため、食べ物などによって外から摂取する必要があります。
「亜鉛」はどこに?そしてどこへ?
亜鉛は本来はカシューナッツやアーモンドに多く含まれています。
ところが今はカシューナッツやアーモンドや牛肉に亜鉛はほとんど取れなくなっています。
それは土壌が農薬や化学肥料などにより枯れているからです。年々ミネラルが食物から消えています。化学肥料にはカリウム、リンしか入っていないので、100年前に比べてほとんどのミネラルの含有率は激減しています。
ちなみに、文部科学省「日本食品成分表」 初版と2015年版によると1950年と2015年の比較で、ほうれん草の鉄分は100g中13mgから2mgと、なんと85%も減少。ニンジンや大根などそのほかの野菜でも80%ほど減少しています。
サプリメントの鉱物系「亜鉛」は吸収できない
では、サプリメントでミネラルである亜鉛を補填しようと考えがちですが、実は植物の根から吸い上げていないミネラルは人工的に粉砕など加工して作っているので、吸収率は10%程度と言われています。他は、便などで排出されてしまうのです。鉄剤を飲むと便秘になる理由です。
古代植物の堆積層から溶け出す「亜鉛」
古代植物の堆積層(ヒューミックシェル)は、約1億年まえに地殻変動で多くの動植物が絶滅した時代に出来た植物の圧縮乾燥してできた地層です。そこには大昔に植物が根酸(クエン酸等)で溶解してイオン化されてナノサイズのミネラルが豊富に含まれています。植物系ミネラル(亜鉛)の吸収率は98%を超えます。
髪の毛だけではない影響
ミネラルは、全身の部位に関係しています。爪や肌、脳、歯、骨、心臓、肝臓、腎臓、胃腸、筋肉、そして性格や精神などにも影響を及ぼしています。
食事に気をつけていても、お野菜を食べていても吸収できないミネラル不足の現代人は、飽食の時代に生きながら現代版栄養失調に陥っています。
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