最近、接客に関する難しさを考えた。
私でも、たまには考えるのだ。
そして思い出した。
むかーし、むかし、私も背広を着た営業マンだったことがある。
そりゃあ、鬼の営業部長や課長に囲まれて、褒められたりけなされたり、散々な毎日を送っていた。
「課長!あの、、か、考えたんですけど・・・」
などと私が、なにか意見をすると、
「バカか!お前、お前は頼むから考えないでくれ!オレの言う通りやればいいんだよ!つまんないこと考える前に動け!!」
と、どなられ、
そして時には、
「お前、バカだろ!少しは考えて動けよ!なんでもかんでもオレから指示を仰ぐんじゃねえ!」
と、どなられた。。。。
そんな鬼上司も、たまには良いことを言った。
「あのな、人と人っていうのは、何にも努力しなくても気の合う人が10人中2人ぐらいはいるもんだ。」
・・・だから、たくさんの人と会え!と言われた。お前みたいなボンクラ営業マンは、人の何倍も人と会わないと注文が取れないと言われた。
そして、
「お前と違ってオレぐらい優秀になるとな、10人中7人の人と気が合うんだぜ。イヤ違うな~、、、気を合わせられるんだよ。わかるか?」
とも言った。
そこが実力の差のひとつだとも。。
悔しかったけど、「一理あるな~。。。」っと思った。
そして、どうやったら気を合わせられるかを一生懸命上司から盗もうとした。
あることに気がついた。
上司は、相手に合わせて、なんとなく相手の真似をしているんだと。
静かな語り口調の人には、静かな語り。。
元気で人懐っこい人には、礼儀をわきまえる程度に人懐っこく。。
乱暴な語りの人には、恐れ入りながらも、やや乱暴な感じで。。。
そして、なにより、上司は客と話すのが何やらすごく楽しげに見えたのだ。。。
「あなたと話すのが楽しくて楽しくて」という態度。
あれは、演技というより、本当に楽しかったのだろうなあ。。。たぶん(笑)
私は、なんとなく、営業マンをしていて人と気を合わせるテクニックもそうだけど、人と会う楽しさを学んでいたのかもしれないと思う。
その成果という訳?なのか、、、今では毎日人と会うのが確かに楽しい(笑)
忙しいけど、確かに楽しい。。。
まあ、その時は無駄だと思っていた時間も、決して無駄なことはなかったということも言えるのかな。。。
相変わらず酔っていますので、意見に責任は持ちませぬ。へへへへ