油断も隙もない | ストーンセラピー施術日記

ストーンセラピー施術日記

石の持つ力と東洋医学の経絡経穴論や温熱効果を取り入れたストーンセラピー温石薬石整体術を実践しています。サロンとスクール代表が書く施術記(ほとんど雑記)です。

電車の広告を見ていたら、

「たまにマッサージ師と結婚したくなる」

というコピーを見つけた。

なんでも湿布かなんかの宣伝。

「け!」

と思う。


よく、うちのお客様にも、

「いいわね~、奥さん、私も主人にやってもらえたらな~」


などと、言う方がいる。


私は、妻に施術をほとんどしない。。


なぜって?


仕事だからである。


望診をして、(様子をチラリと診ること)よっぽど酷そうだと少しやるけど、、、

フルコースなど、ほとんどしたことがない。。。


ある日、帰るなり妻が、


「ごめんね、背中がかゆ~くて、、、、ちょっと掻いてくれる?」

と言ってきた。

「どこ?、ここ?、どこ?」

「もうちょっと、左、下、、、今度真ん中、あー、カユい」

しばらくボリボリ掻いていると


「、、、、ちょっと、そこに手当てていて、、」

言われるがまま、手を置いていると。

「、、、ちょっと、そこ押してみてくれる?」

言われるがままに、押してみると、

「もっと強く押してみて」

「・・・・・・]

「こんどはもっと腰のほうを押してみて」

「・・・・・・は~~~」

「もっと強く押してよ!」

「・・・・・・・・・・・・」




と、まんまとはめられることもある。。。



またある日は、、、

「ちょっと足の指を引っ張って! それで終わりでいいから!」

と当然のことのように言う。

「なんだよ、なにが始まってんだよ?なにが終わるんだい?」

「いいから、いいから、これで終わりだから。。。」

「・・・・・・・だから何がはじまってるんだって、、、」

「いいから、いいから、ハイ!」

「・・・・・・・」


と、あの手、この手で私にやらせようとするのである。



油断も隙もないのである。