疲れて帰るなり妻が私の顔をまじまじと見て、
「まったく、頑固で人の話を聞かないだけならいいのよ・・・やることなすこと奇人変人なんだから困るのよね~」
と薮から棒に突然なじりはじめた、
どうやら細○ナンニガシという占い師が言っている火星人とやらが、そういう性格なんだと!
あーあ、また、なんだか、なんでなんだかと思いながら、ボーっと妻の口を眺めていたら
「○×△※××※□□☆○パンチ佐藤なんか全然立た上がらないのよ。」
「へ?何?パンチがどうした?」
「・・・・・・・・・・」
「あ・・パンチ佐藤もオレと同じ火星なんでしょ、で?何で立たなかったの?」
「・・・本当に人の話を聞いてないよね」
「へへへ」
「それが火星人なのよ」
「オレがね~?」
「細○さんが席を立って講義が終わる時、他のみんなは立ってちゃんとお辞儀するのに、火星人の人たちだけが立とうとしないのよ、特にパンチ佐藤がそうだったの!!」
「そりゃ、火星人がみんな細○を嫌いなんじゃねえか?否定してるとか?」
「そういう理屈が奇人変人なのよ!!」
妻も細○ナニガシは支持していなかったのだが、今回ばかりは膝を打って納得したらしい。
でも、オレは思う。
ぜったい火星人諸君はそんな話は嫌なのだ!
へー、馬鹿言ってら!ぐらいしか思ってないんですって!きっと!