こまきの山のかわら石(11) かわら石は、なんねんも かけて、 やっと、むこうがわの かいがん に たどりつくことが、できました。 かいがんにつくと、じぶん と そっくりな、 石たちが、むかえにきています。 石たちに、はなしを きいてみると、 どうやら「ほっかいどう」という ところに きたようです。 (つづく)
こまきの山のかわら石(10) かわら石は、ながいあいだ、 はげしい なみ や、うみ の ながれによって、 だんだん からだが、けずられて・・・ とうとう おはぎ と おなじくらいの 大きさに なって しまいました。 それから、プカプカ ペットボトルのいかだ に のって はるか、むこうの かいがん を めざしました。 (つづく)
こまきの山のかわら石(9) 川をくだって、いきついたところは、 ゴミだらけの かいがん でした。 でも、むこうがわに見える りくに ちかい、うみ だけは、あおく、 きれいに かがやいていました。 かわら石は、きれいな ばしょ に、 なかま が すんでいるに ちがいない。と、 おもいきって、うみを わたることにしました。 しかし、かわら石の からだは、 おもくて なかなか まえに、すすみません。 そうしているうちに、 あらしが、なんども やってきて・・・ (つづく)
こまきの山のかわら石(8) ようやく たどりついた かわら石でしたが、 むかしの なかまは、いっぴき も いませんでした。 川のなかは、ゴミだらけで すごく にごっていました。 川のふち には、コンクリートブロック たちが、 こわい かお をして、にらんで います。 かわら石は、こわくなって 川のながれる ほう へと、にげていきました。 (つづく)
こまきの山のかわら石(7) なかには、タテヨコの せいれつを まちがって しまう あわてんぼうの かわら石も いました。 しかし、そういう きそく正しい せいかつ が いやで・・・ いっぴき の かわら石が にげだしてしまいました。 だっそう した かわら石は、なかまに あいたくて、 むかし すんでいた 川へ いっていました。 でも・・・ (つづく)