よくご存じの広重の浮世絵ですが、何度見てもすごいとしかいいようがありません。
浮世絵は版画で庶民の娯楽のために量産を前提に作られたのですが、この平面的な表現形式の中でいかに立体感を出させるか、わざと物体を半分にぶったぎったり、劇場的なといいますか、ポスター的な描写力の前には言葉もありません。
これを初めてみたヨーロッパの絵かきたちが受けた衝撃は察するに余りある。見たこともない構図のすごさ、筆使い、「そうか! そういう手があったか!」と驚愕したことでしょう。
セザンヌもゴッホもみなまねて書いた絵がたくさん残っているのもうなずけるというものです。


