150年ほど前の明治維新は西力東漸(欧米列強による有色人種国家への植民地攻勢)の勢いに危機感をもった指導層により起こったものでした。
しかし急にそうした動きがでてきたわけではなく、江戸時代を通じて海外の動向を入手しており、江戸後期には町民階級から武士階級までさまざまな開明的な考えをもつ人たちが現れ、中国大陸が欧米列強の食い物にされている状態、日本近海に頻繁に出没するロシア他の艦船に警戒感を強めていた。
明治維新前後と維新後の明治時代を通じ、当時を生きた人たちが感じていた気分は、国民になった高揚感と同時に、欧米列強による侵攻に対する強烈な緊張があったと思います。
自宅のそばの古い名もない神社には日露戦役没者の碑があります。小さな村だったであろうこの土地からも多くの人たちが出征したのですが、当時を生きた先人たの心情を思えば、目頭が熱くなります。
2度の世界大戦を経た、現在はどうかといえば、今度は東シナ海の向こうに大きな脅威が出現するに至りました。この中国大陸では数千年前から皇帝が出現しては滅亡し というサイクルを繰り返して21世紀にいたってもその根本は全く変化していません。
いまや「東力東漸」という状態にあるなかで、日本はどう生存をかけてゆくべきか。自分はもうじき寿命を迎えいなくなりますが、子孫の生きる時代のことを考えると心穏やか というわけにもゆかない。