何年か前の事、中部地区のある製造業でコンサルティングのお引き合いがあるということで、実際に企業を訪問しお話を伺ったことがある。
おそらく名前を知らない人はいないだろう電子機器関係のこの会社の、開発部長さんから悩み事、コンサルに期待することなどを拝聴しましたが、結果としてはお断りしました。というのも
「過去にウルトラC級の開発をしたことがある。こうしたウルトラCを連発したいが、そのネタを提供してほしい」
というような内容だったからです。もし、それができるなら、自分がこの会社の役員になって、この部長を真っ先にクビにする と話を聞きながら思いました(もちろんそんなことはおくびにも出しませんでしたが)
雰囲気的に察するには、部下である開発メンバーの信任を得られず、笛吹けど誰も踊らずという状況なのだろうと思ったが、名だたるXXXともあろう会社がこの体たらくというのは、なんということか。
さまざまな統計によれば日本の技術力は地に落ち、国立大学の科学力は東南アジアにも劣り圏外になっている。
思えば20年近く以前より、日本のソフト開発人材不足が叫ばれ、技術継承できないこの状態が続くと日本は後進国になると言われてきたが、そうなったということなのだろう。
ではどうしたらいいのかだが、いろいろな要因がありすぎて手を打つのももう遅いのかもしれない。