このところ大病院がランサムウェアの被害にあう事例が起きています。その昔は四国の半田病院、ちょっと前は大阪の国際医療センター、つい最近は、岡山の医療センターです。
原因はどれもほぼ同じで、
VPN装置の脆弱性が放置
パスワードは誰でも推測できるもので全部同じ
ウィルスソフトの更新停止
OSのパッチ未適用
というもの。電子カルテシステムが動作するWindows環境は、バージョンアップしたりセキュリティ更新パッチも適用していないことが大半で、これはそういうことをすると電子カルテシステムの動作保証ができなくなるため、放置されているからです。
では、業者が悪い、けしからんという話なのか ですが、一概にそうともいいきれない。本当の原因は「医者」という種族の特性にある。
彼らは、医学部の学生だったころから、”先生” なのです。人から頭を下げられることはあっても、自らが頭を下げることはほとんどありません。頭を下げるのは、医学部の先輩教授や学部長、院長であり、患者も設備機器業者も皆頭を下げさせる存在です。
いわゆるサラリーマンとか社会人の感覚はないので、コンピュータの業者は”下僕”に近い存在です。
昔この業界の仕事をしたこともありましたが、メーカなどが新しいMRI、CTスキャナなんかを開発して病院に売り込みにゆけば、
「使ってやるから、おいとけ」
というかんじです。こんなことなので、業者からしたらセキュリティのパッチがどうの、電子カルテが動かなくなるかもしれないので・・・なんていう話をしたら「バカヤロー!」と怒鳴られ出禁になるだろうし、問題起こしたら全部お前が責任取れ ということになるでしょう。
医者の免許制度そのものも含め日本医師会、厚労省の巨大利権になっているし、こういうランサム事案は現場の業者とかにしわ寄せがゆくのだろうなと思います。
