不作為とは、本当はすなくてはいけない、したほうがいいようなことをわかっていながらあえてしらんぷりしてやらないことを指します。最近、大手企業の不祥事がなんだかんだと取りざたされていますが、実のところ多くの企業で不作為が行われていると想像しています。
最もありそうなのは、工場を持っている製造業でしょうか。工場には時代の変遷とともに老朽化した設備とか、在庫などがありますが、時代遅れになった設備を償却処理せず放ったらかしにしていることがある。
本来なら、そういう製造や売上に貢献しない固定資産は、処分すべきなのですが、それには費用がかかります。工場長などはそうしたことを知っていながら、あえて処分しないことがある。それは、単に費用が発生するだけで、生産高や製造損益に貢献しないので、経営陣に対して自分の成績アピールにならない という思考が働くからです。
他にもあります。工場には生産のための情報システムがありますが、各工場ごとに別々のシステムが塩漬けになっているケースが多いのです。海外、新興国ではSAPなどを導入して、古いものは一掃するのですが、日本は現場の発言力が強く経営者も物申すことができないことが多い。そこでゴミのような不良システムが放置され次世代にツケが回されることになる。
こうしたことの主犯は、今さえよければいい、自分さえよければいいという「団塊世代」です。こうしたやり逃げ世代に年金支給などすべきではない と思います。