最近あちこちのウェブサイトで個人情報やキャッシュカード情報が漏洩する事件が頻発していますが、以前と異なる新手のハッキングが行われるようになっています。ある調査だと、2020年代から日本のECサイトを狙い撃ちにする傾向が顕著だといいます。
近年はキャッシュカードのような重要データは漏えいすると大変なので、ECサイトのサーバに蓄積してはいけないという法令も出来たので、サーバ上にデータはないはずです。ではどのような手口でそういう情報を抜き取るのでしょう。
商品へのコメントなどを書ける機能があるので、そのコメント欄にコメントを記入するがてら、悪性のスクリプトをそこに書き込みます。
サイト管理者は定期的に読者や購入者などの意見を見るために記入されたコメントを見に来ますが、管理者機能でその内容を見た瞬間に仕込まれたスクリプトが起動し、そのECサイトにバックドアが設置されます。管理者が見ているので管理者権限で動きますから、システムとしては怪しいとは判断しません。
しばらくしてハッカーはそのバックドアを使って、新規登録画面で操作された入力データを丸ごと盗み見し外部サイトに転送するプログラムを注入します。
その後、そのサイトを見て自分も会員登録しようと思ったユーザが個人情報やキャッシュカード情報を入力すると入力した内容がそのままハッカーに送信されるというわけです。
ECサイトでそういうおかしな動きをチェックすればいいのでしょうが、WordPressみたいなECサイト構築用のフリーツールがあり、そういうものはこうした脆弱性対策が後手に回りがちで、サイト運営者もそういうことに頓着しない人も多い。
一般ユーザやサイト構築、運用している人よりもハッカーの方が力量的にははるかに上なので、毎日のようにどこかで重要情報が抜き取られてしまうというわけです。やたらに個人情報をWebで入力しないのが賢明でしょう。
