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石田マネジメント事務所

技術やものづくりに関する最近の話題と気づき、ちょっとした備忘録を書いています。

入門用としてはとてもわかりやすい本です。丁寧に解説がなされています。

 

とはいえ、コンピュータシステムとくにWindowsの実行モジュールイメージの素養は必要で、また後半から一般的な機械学習の話も出てきます。ここは知っているひとにはやや冗長かもしれません。

 

サンプルを動かそうとすると、扱っているのがマルウェアなので、Windows環境にそのまま持ってくると、感染してしまう可能性があったり、ウィルス対策ソフトに検出されて隔離されてしまいます。

 

そこで、この本では必要なツールなどもインストール済のLinux(正確にはubuntu17)が、サイトからダウンロードでき、VirtualBox上で動かすことができます。最初はMacBookでやってみましたが、メモリなどの環境不足で、WindowsのVirtualBoxでやっています。

 

マルウェアを扱っているため、あまり具体的なサンプルなどは掲載されていませんし、マルウェアのサイト自体も休止中になっています。自分自身が感染するリスクもありますが、この手の本を読んで自分でマルウェアを作って攻撃してやろうと考える人もいるせいだと思います。そのようなことをすると、たくさんの法令違反となり、逮捕され刑事罰を受けますので注意しましょう。

 

毎日のように、今日は何人だったと報道されてますが、これまでの経緯と統計によれば、概ね6%程度が陽性になっています。

 

東京都の人口に埼玉県のさいたま市、川崎市、横浜、千葉市の人口を合算するとざっと1700万から2000万人くらいですからその6%というと、約100万人。

 

毎日増加しているように思えるが、そうではなく単にPCR検査数が増えているだけなので、今日現在ですでに首都圏では100万人程度は感染しているわけです。

 

100万になるまで増え続けるでしょう。それを毎日報道しているのもバカげています。

 

ワクチン、治療薬の臨床試験とか認可を加速するとか、重症化しやすい人は繁華街で飲み食いしないように というような行政指導をすることのほうが大切なのではないかと思います。

一気に読んでしまいました。

 

自分の体のある部分は自分ではないと確信してなんとか切断したいと思っている人、自分の脳は死んでいると思っている人、自分がいるようでいないようなあいまいに感じる、ドッペルゲンガーなどの症状が脳のどの部分の機能の問題に起因しているのかを考えてゆく内容。

著者の疑問は、こうした症状になっても多くの人は”自分”が中核にいて、その”自分”が悩んでいることを自覚している。その”自分”とは何か、どこからくるのかという点にも向けられています。

 

脳の役割は、ホメオスタシスつまり個体の生存に必要な恒常性を維持するということにあり、そのため内的な情報を使って「身体化された自己」を形成し、外部からの情報と常につき合わせをし、ギャップがあるとそれを埋めようとしている。これがうまく働かなくなると現実感が喪失したり、他人がいるとかんじたり、幻覚をみたりするようになる。

 

脳生理学の近年の成果は目覚ましく、脳のどういう部位がこうした機能に関係するのか、どのようにモデル化可能かなどだいぶわかってきているようです。

 

脳は感覚器官からやってくる情報の原因が何なのかを確率的に予測しているらしく、ベイズ推定のような働き方もするらしい。別の本でも読んだことがあるのですが、自分が見ている景色、音なども本当は過去に貯め込んだ膨大なデータベース情報の中から一番近いものを選択して見たり、聞いたりしているらしい。手を動かす場合も脳が描き出す”自己意識”が、「今、手を動かした」と感じるのは手が動いた時間よりもごくわずかだが遅延するという。

 

現在汎用的なAIモデルを考える際に、人間の脳の仕組みに学ぶべきという一派と、そんな必要はないという派がいます。自分もヒトの脳をそのまま模擬する必要もないかなと思いつつも、ある部分に限定して参考にできそうなものもありそうな気もする。

 

ともかくいろいろ考えさせられる本でした。