フランスばんざい! 2006年03月17日
すてきなフランス 参照
以上の日記で紹介した「労働法」の可決で反政府運動が激しくなってしまった。ドピルパンの強圧的政策が原因であるが、その政策がもし大統領選出馬を目当てにしているとすると、大変寂しい。
フランス政府の強行的な政策が始まってから言論の自由は無くなった。ラップミュージックのアーティストが起訴されたり、解散させられたりしている。
映画人たちの言辞もまちまちであり、タベルニエ・ベルトランなどは政府よりの発言をしている。
70年代にサルトルが「内なる植民地」と指摘したことが、現在シテ(郊外)を中心として形成され、それが植民地主義の残渣として現存しているところに問題がある。
新自由主義経済(ネオリベラル)の志向が持たらしたものを確認する必要があるだろう。
しかし、シテからは「賛成」する意見も出ていると言う。「それで雇用が増えるなら」という理由だと言う。
どこへ行くのだろう、移民大国フランス共和国。
すてきなフランス 2006年03月15日
労働問題に関する示威行動について述べた時に、1968年の五月革命を彷彿とさせると書いた。
やっぱパリはすてき! 参照
現代思想(青土社)の2月増刊で昨年11月にあった「叛乱」(便宜上表現としての「叛乱」)について、五月革命との関連で述べている言辞があった。表現者はフランソワーズ・ブランで、こう言っている。
「1968年5月の学生たちがサンジェルマン大通りの自動車を放火していたのは、それらが学生たちの親の車であったから」
「重要なのは、これが労働者の叛乱ではなく、労働者階級の子どもたちの叛乱だということである」
五月革命との違いを指摘すると共に、(投票しない、公共の問題に関心を示さない)若者たちが政治の中に入ってきたことを述べている。
今回の労働法の示威行動の前駆運動になったと予想できる。
同書の中で、コリン・コバヤシ(美術家)がフランスの「現在の植民地主義的傾向」について、あるいはフランス政府の強圧的政策について報告している。
「ベーグル市の郵便局員がピケを張った時に、黒頭巾の国家特別機動部隊(GIGN)が介入した。」(テイザーなどの電気ショック機器を用いている)
「今年はじめの高校生のデモに激しい弾圧を加えた」
(植民地時代の共和制の落し子である)移民系の二世、三世たちが昨年の2月から始めた市民運動「共和国の土着民たち」の提唱者のサイード・ブーアママ(アルジェリア系社会学者)の次の言葉を紹介している。
「様々な移民は多くの抑圧を受けたが、とりわけ旧植民地出身の移民は二世、三世にいたるまで同じ差別を受けつづけている。フランスは現在もアフリカや第三世界に対して宗主国ぶって親のように振る舞う反面、搾取、差別、抑圧を続けている。今回の事件はそれを良く証明しているのではないか。若者たちが外で爆発しなければ、彼らは自滅するしかないのだ」
と、植民地主義を社会的危機の主要因と指摘している。
共和制、レイシズム、植民地主義、ポストコロニアリズム、グローバリゼーションといった多岐にわたる諸問題に対し議論が沸き起こっていると言う。
労働問題に関する示威行動について述べた時に、1968年の五月革命を彷彿とさせると書いた。
やっぱパリはすてき! 参照
現代思想(青土社)の2月増刊で昨年11月にあった「叛乱」(便宜上表現としての「叛乱」)について、五月革命との関連で述べている言辞があった。表現者はフランソワーズ・ブランで、こう言っている。
「1968年5月の学生たちがサンジェルマン大通りの自動車を放火していたのは、それらが学生たちの親の車であったから」
「重要なのは、これが労働者の叛乱ではなく、労働者階級の子どもたちの叛乱だということである」
五月革命との違いを指摘すると共に、(投票しない、公共の問題に関心を示さない)若者たちが政治の中に入ってきたことを述べている。
今回の労働法の示威行動の前駆運動になったと予想できる。
同書の中で、コリン・コバヤシ(美術家)がフランスの「現在の植民地主義的傾向」について、あるいはフランス政府の強圧的政策について報告している。
「ベーグル市の郵便局員がピケを張った時に、黒頭巾の国家特別機動部隊(GIGN)が介入した。」(テイザーなどの電気ショック機器を用いている)
「今年はじめの高校生のデモに激しい弾圧を加えた」
(植民地時代の共和制の落し子である)移民系の二世、三世たちが昨年の2月から始めた市民運動「共和国の土着民たち」の提唱者のサイード・ブーアママ(アルジェリア系社会学者)の次の言葉を紹介している。
「様々な移民は多くの抑圧を受けたが、とりわけ旧植民地出身の移民は二世、三世にいたるまで同じ差別を受けつづけている。フランスは現在もアフリカや第三世界に対して宗主国ぶって親のように振る舞う反面、搾取、差別、抑圧を続けている。今回の事件はそれを良く証明しているのではないか。若者たちが外で爆発しなければ、彼らは自滅するしかないのだ」
と、植民地主義を社会的危機の主要因と指摘している。
共和制、レイシズム、植民地主義、ポストコロニアリズム、グローバリゼーションといった多岐にわたる諸問題に対し議論が沸き起こっていると言う。
やっぱパリはすてき!その2
フランスで労働問題がおきている。
日本ではずっと前から、「問題」はおきてきたが、「おとなしい」人々によって「問題視」されてこなかった。
極めつけは2004年の「改正労働者派遣法」である。
これにより労働者の使い捨てができるようになった。
度は、「ホワイトカラー・エグゼンプション」が政治献金団体である経団連から提案されている。これは「管理監督者」を「自立的な労働」とみなし、労働基準の適用外とすることだ。長時間労働、苛酷労働の温床となることだろう。
「管理監督者」はチームリーダーや店長なども含まれ、多くの「労働者」が該当する。おそらく、過労死の原因になったり、ハラスメントやリストラのツールに使われることだろう。
「改正労働者派遣法」で製造部門労働者を使い捨て、「ホワイトカラー・エグゼンプション」で数人のリーダーである労働者を 使い捨て、いったい誰が「幸福」になるのだろう。
やっぱパリはすてき!…なのだ。
フランスで労働問題がおきている。
日本ではずっと前から、「問題」はおきてきたが、「おとなしい」人々によって「問題視」されてこなかった。
極めつけは2004年の「改正労働者派遣法」である。
これにより労働者の使い捨てができるようになった。
度は、「ホワイトカラー・エグゼンプション」が政治献金団体である経団連から提案されている。これは「管理監督者」を「自立的な労働」とみなし、労働基準の適用外とすることだ。長時間労働、苛酷労働の温床となることだろう。
「管理監督者」はチームリーダーや店長なども含まれ、多くの「労働者」が該当する。おそらく、過労死の原因になったり、ハラスメントやリストラのツールに使われることだろう。
「改正労働者派遣法」で製造部門労働者を使い捨て、「ホワイトカラー・エグゼンプション」で数人のリーダーである労働者を 使い捨て、いったい誰が「幸福」になるのだろう。
やっぱパリはすてき!…なのだ。