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自らの文章のアーカイブと考えている

映画『二番目の妻』

 映画つくりの巧みさがある。
 ファーストシーンから観る者を捉えて、ラストまで一瞬たりとも放さない。
 そして、映画に仕掛けがあるため、ネタバレはタブーだ。
 今後この作品を観ようと思う人は、ストーリーに一切触れない努力が必要だ。
 私は偶然にも題名も含めて(製作国のみ)一切の情報が入っていなかった。
 よって映画つくりの巧みさ、ストーリーのよさが100%堪能できた。

 イスラム社会の特殊事情があると思うが、その背後には普遍的な女性の悲しみがある。
 そして女性同士の友情?あるいは愛情がある。

 ヨーロッパ育ちの子どもたちとの世代間ギャップ、地域ギャップがある。
 公園での長姉との諍いは悲しい。
 また子どもたちもアイデンティティーを求めて彷徨っているのだ。

 ドイツ語とトルコ語のセリフが飛び交う。
 両者が混じっているときのスーパーには、ドイツ語に<>がつくが、ドイツ語だけのときはつかない。ところがドイツ語がオーストリア訛りなのか、トルコ訛りなのか、私の言語的能力の問題なのか、ちょっと聞きにくいドイツ語なので注意していないとドイツ語同士の会話とわからない場合がある。

 それがなぜ重要かと言うと、トルコ語しか分らない人のいる所で秘密の話をドイツ語でするからだ。

 監督はクルドにルーツを持つウムト・ダー。
 2012年オーストリア映画

 原題のKumaは、ドイツ語のKumaneに関係があるのではないかと思う。その意味は「東ヨーロッパに住むトルコ系」である。
集団的自衛権、具体例のファンタジー

 首相安倍晋三氏は「行使が必要な事例」を掲げた。
 そのひとつひとつに毎日新聞(2014年6月17日夕刊)が問題を指摘している。

1邦人輸送の米艦防護
 1997年の日米ガイドライン改定で邦人救助は日本が行うと定めた。米艦の輸送は想定にない。

4米国に向かう弾道ミサイルの迎撃
 弾道ミサイルは北極上空を通り日本上空は通らない。大気圏外を飛ぶミサイルの迎撃は技術的に不可能。

5弾道ミサイル発射を警戒する米イージス艦の防護
 イージス艦の防空能力にスキが生ずるという前提だが、イージス艦はミサイル警戒と防空用艦船であるためありえない。イージス艦長に話せない話。

6米国本土が攻撃された場合に日本付近で行動する米艦の防御
 米国の抑止力が消失しているのに集団的自衛権を行使する意味がない。米国は核報復し、悠長に艦船防護を日本に要請しない。

7国際的な機雷掃海活動への参加
 ホルムズ海峡手前のオマーンにパイプラインを敷設したので封鎖の意味がない。

 柳沢協二氏(元内閣官房副長官)の話。
「米国の軍事行動は国益にかなうかどうかが基準だ。自衛隊が米国のために血を流した、ならば米国も、なんて人情話やヤクザ映画のような世界ではない」

 また、改憲論者の小林節氏(慶大名誉教授)の話を載せている。
「米国と日本の近隣国が戦争になれば、在日米軍基地も攻撃対象となり日本は戦争に巻き込まれる。これは日本有事で個別的自衛権の問題。集団的自衛権を持ち出す理由はどこにもない」

私見
 仮に極東の某国が本当に米国を攻撃しようと考えた場合、もっとも反撃されやすい在日米軍基地を攻撃するだろう。青森県の通信サイト、横田飛行場、沖縄の米軍基地施設といったらほぼ沖縄全域になるだろうが、これらに対する攻撃は必然だろう。これはもう「集団的」などという単語が無意味になる。
 米国がすぐできる報復は核攻撃だ。
 「極東」という言葉も消えてなくなるかもしれない。

 何度も言っているが、私は自衛権すら無いというのが憲法九条の「意志」だと思っている。
 あの悲惨で差別的な戦争を引き起こしたことに対する、悲壮な反省の意思だ。
 地球上から消えようとも、命を懸けて平和を構築するという決意だと思っている。
喫茶店 2008年06月07日



昨今はコーヒーショップという言葉が多く、喫茶店と言う事は少なくなった。またチェーン店やファストフード店でのコーヒーに触れる機会が多い。それらのコーヒーを否定しようとするのではけしてない。合州国で支持されているのだからそれなりの長所があるのだろう。ただ口に合わない。なぜなのだろう。

 嗜好を論議することほど徒労に終わるものはない。
 また嗜好を論議することほど楽しいこともない。
 私がチェーンのコーヒーショップのコーヒーが口に合わない理由は「酸味」である。酸味が少ないのである。

 好みのお店は「エリカ」(神田神保町)、「麦」(本郷三丁目)である。そして最近ひとつ加わったベルエキップ(白金)である。

 コーヒー遍歴をたどるとフラミンゴ(浅草国際通)がスタートかもしれない。この店は今でもある。(田原町から国際通りをビューホテルに向かった左側、宮本卯之助商店の少し先)

 次がミロンガ(神田神保町)で、ここには30年位通った。このミロンガがヌォーブォミロンガとなりコーヒーが変わってしまい、姉妹店だったラドリオに通った。ミロンガはタンゴ、ラドリオはシャンソンと流れる音楽は違っていたが、コーヒーの味が同じだったからだ。
 ところが突然ラドリオのコーヒーが変わってしまったのだ。

 オールドビーンズのカッファ(目黒)もよく通った。

 スタイルはドリップで、カップは小さ目の厚手の陶器の白がいい。
 前に出されたときに微かな湯気が上にではなくコーヒーの液体の表面に浮遊する感じのものがいい。

 豆を何種類か置いてあるところにおいしいお店は少ないのだが、ベルエキップは例外である。

 ベルエキップではソフトブレンドのデミタスが気に入っている。