バーで水割り
30年来の友人が懇意にしているバーに同行した。
その友人とはジャズ喫茶繋がりで、彼がアルバイトをしていたジャズ喫茶に私が客として行っていた。
その店はもう無い。
階段を下りた地下一階。
すぐミュートをつけたトランペットが耳に届く。
カウンターのカクテルを作るところにライトが当たってキレイ。
バーに行って最初にオーダーするのはいつもマティニ。
これが店によって全然違う。同じものは二つとない。
例外的に共通するタイプのものがある。それらは総じて美味しくない。
ここのものはシャープ、かつ香りもシャープ。
次にバーボンをストレートで呑む。
知らないものをチョイス。
次に「お勧めのロングドリンク」とオーダーすると「ジンライム」と言う。
やや?と思っていると、これが爽やかな美味。
次に「なにかスコッチを」と言うと「呑み方は?」と言うので「お勧めは?」と聞くと「水割り」と言う。
私はウィスキーは好きなのだが、ほとんど水割りを呑まない。おいしくないからだ。
バーテンダーはグレンリベットの水割りを作ってくれた。
ところがこれが驚くほどおいしいのだ。
グラス?氷?水?モルトだから?
本当に驚いた。

