エセ科学がはびこる時 | leraのブログ

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エセ科学がはびこる時

 エセ科学の例
「宝くじで一等に当たる人は10枚しか買わない人」
 誰が考えてもたくさん買えば確率は上がる。これは10枚しか買わない人が圧倒的に多いというデータを「悪用」したものだ。

 健康問題とかダイエットではとかく「エセ科学」がはびこる。
 そのためには、根拠、科学的データ、文献を求めることである。(これは民間伝承を否定するものではない)
 
 例えば
「日本人は米を食べるからガンになる」
 無論、米を食べる人が圧倒的に多く、ガンは死亡原因の40%というデータを「悪用」したものだ。ところがもうひとつある「日本人」という表現である。全く科学的ではない。
「日本国の行政区域に居住するモンゴロイド」などと言うべきである。

 「乳製品が体に悪い」という言い方がある。
 この「体に悪い」という言い方が非科学的である。はっきり言えば意味不明である。

 もうひとつ、「疲れやすい」と言った場合「疲労」を定義しなければならないがこれは結構難しい。

 さて、乳製品批判は漢方の立場から言われることが多いような気がするがデータがある訳ではない。

 アバディーン大学のイムケ・ムルダーとデニス・ケリーは豚の健康度を比較するために無菌豚を3つの群に分けて育てた。
 「健康」というのは潜在的病原菌数の数と炎症に関連する遺伝子の発現数である。
1群は、戸外で泥まみれ
2群は、屋内雑居
3群は、個室で定期的に抗生物質投与

 もっとも「健康的」だったのは1のグループだった。
 このグループが他のグループと違っていたのは腸内細菌で、その四分の三が乳酸菌だった。
 2群は13%、3群は3.6%だった。

 この実験が示すのは、体内の有用菌の割合は環境によって変わるということである。

 1908年にノーベル賞を受賞した微生物学者イリヤ・メチニコフは、ある細菌に健康促進効果があると考えそれを探していた。長寿が多いブルガリアやコーカサスの調査で日常的に発酵乳を飲んでいた。その発酵乳を調べ乳酸を産出する細菌の分離に成功した。

  参考文献AN EPIDEMIC OF ABSENCE/Moises Velasques-Manoff

 どうだろう?
 乳製品は「カラダに悪い」のだろうか?
 私は結論を述べる立場にないので…

 丁度ついでで言いたいのは、除菌ブーム。
 ほとんど無意味。
 但し、「除菌」といっているものにほとんど除菌効果はないので安心か…