インディアンスVSレッドソックス 2007年10月24日
この試合を日本語に直訳すると、「インド人たちVS赤靴下」となる。ここで言うインディアンスは無論インド人の意味ではない。アメリカ先住民族(アメリカンネイティブ、ネイティブアメリカン)のことである。
アングロ系(コーカソイド)アメリカ人にとって、アメリカ先住民族にある種の畏敬の念があり、それがスポーツに多く反映されている。
例えば、ブレーブス(野球)、チーフス(フットボール)、レッドスキンズ(フットボール)などである。大学のチーム名にもあるし、応援の方法にもそれに「ちなんだ」ものがある。(インディアンスではチョップという応援スタイルがある)ところが大学に関してはかなり減少している。それは指摘によって誤りに気づいたからだ。これらのことは松井健一氏が先住民族の10年市民連絡会のニュースレター(第137,138号)に「現地報告」という形で寄稿している。
松井氏の文章で興味深かったのは、アングロアメリカンにとって、宗主国イギリスに対抗する「文化」としてアメリカンネィティブの存在があり、ボストン茶会事件でアメリカンネィティブの扮装をしたりしたのはその表れであるという。また、マーク・トゥエインも関係のあるボーイスカウト活動もアメリカンネィティブのサバイバルの知恵を伝える目的があったと言う。
しかし現在、アメリカンネィティブが勇者、先駆者として尊重されているか?といえば必ずしもそうではない。ハワイと同様最底辺を形成している場合が少なくない。
ちなみに、日本でも、東京アパッチ(バスケット)、トマホークス(法政)とある。しかしアイヌ民族にちなんだチーム名やニックネームは知らない。
蛇足:野球好きの中学生に「インディアンス」の意味を尋ねたら知っていた。昨今インディアン、アメリンインディアンという単語を使わなくなったが、結構知られているのかもしれない。