通り過ぎた人々 過去ログ転載 | leraのブログ

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通り過ぎた人々 2007年06月19日


小沢信男さんの新刊がみすず書房から出た。

 帯に「新日本文学とはなんだったのか」と書かれている。小沢さんが新日文で出会った人々を軽妙なタッチで記している。

 井上光晴、寺島珠雄、向井孝、菅原克己、関根弘、古賀孝之、石田郁夫、菊地章一、内田栄一、小野二郎、藤森司郎、久保田正文、畔柳二美、富士正晴、秋山清、藤田省三、庄幸司郎、田所泉

 この面々が登場する。
 この本を読んで感じるのは「文学」が力があった時代だ。しかし、文学が力を失ったのではない、文学の力を排除する力学が働いたのだ。書き手、読み手、作り手の共同作業で…その損失のあまりの大きさに愕然となったのだ。

2007年4月9日発行