京華学園女子マーチングバンド定期演奏会 Sie zwei
場所は王子にある「北トピア」のさくらホール。1300人入る二階席のあるホールである。
1.BORELO(Maurice Ravel)
オープニングはこの有名曲。オケだとだんだん楽器が増えてくるが、MBは違う。だんだん人が増えてくるのだ。そしてカラーガード(フィジカルパフォーマンスをするチーム)が出てきて大円団。
2.「花回廊」より「風龍」(山澤洋之)
Front pitだけの演奏で、アンサンブルの妙が楽しめる曲。流麗かつダイナミック、そしてロマンティック。打鍵楽器の音色の違いをうまく用いた編曲は聴かせる。ここではカラーガードパフォーマンスはないのだが、彼女らの多忙さがパフォーマンス。
3.金管八重奏のための「文明開化の鐘」(高橋宏樹)
MBで使う金管にはトランペット、メロフォン、バリトン、チューバがある。メロフォン、バリトンはあまり目にすることがない。メロフォンは聞くところによるとE♭だと言う。スタイルはフリューゲルホーンに似ている。バリトンと言えばオケではリード楽器だが、本当にマウスピースで吹く楽器。メロフォンをやや大きくしたもの。するとバリトンはB♭だろうか?バリサクはE♭だが…
なぜトロンボーンが無いのか…私なりの考えではスライドが長いので動けないのだと思う。ディキシーで使うトロンボーン様楽器がテイルゲートと言われたのは、長さが邪魔で馬車の後ろにいつも座っていたからだ。それを連想した。全く勘違いかもしれないが。
チューバは三台あるのだが、一台はやや小さいものだった。テナーとバスの違いだろうか?知識が無くて分らない。
チューバがラインを演奏するところがあったのだが、とてもロマンティック。
アンサンブルにしてもユニゾンにしても音質が合う利点があるのだろう。トランペット7本、メロフォン3本、バリトン6本、チューバ3本。一同に介すと迫力ある。
以前洗足音大で「サックスオーケストラ」を聴いた。サックスだけで60本くらいあるのだが、その迫力はすごかった。その迫力は同音質だからだろう。ちなみにそのときコントラバスサキソフォンを初めて見た。
4.Trash Can Angels(阿部昭彦)
Front pit以外のドラムをバッテリーパートと言う。
スネア(3人)とテナー(2)とバス(4)からなり、このパートが動きの中心であると言っても過言じゃない。その彼女たちがドラムを下ろし、ごみバケツ(Trash Can)を叩くのである。
最初モップで清掃していたメンバーのパントマイムのパフォーマンスから始まって、バケツを叩き始める。そして、徐々に人が増えてくる。バケツのフタをシンバルに使ったり、ハイハットに使ったりと見ていても面白い。
これは昨年も演じられた。
尚、コンポーザーの阿部昭彦氏は同校教師である。
5.Acknowledgement
ここでは曲をメドレーでスピーカーから流し、カラーガードパフォーマンスを見せる。旗を振って、投げて、受け取るという動きが音楽に合っているから不思議。これこそ場当たりと持ち物に気を使う演技で、視覚的楽しみの大きなもの。面白さのひとつはシンクロ的なものであり、もうひとつは曲芸的なものであろう。
6.Time to Say Goodbye(Francesco Sartori)
ここではしっとりとした演奏を聞かせる。サラ・ブライトマンが同校講堂で歌ったので、演奏する資格がある(笑)
7.Mr.Incredibles
ここでステージドリルを公開。つまりステージ上でフィールドでやるようなドリルをやるのだ。ドリルに目が奪われる。
ここで休憩。