大手S新聞の校閲は?
私は遠い過去に文筆の仕事をしていたときがある。
その時最も「校閲」を悩ませたのが私である。
校閲には豊富な知識、教養、経験、時代感覚、勘が必要である。
どうしたら校閲者になれるのか?は全く見当がつかない。
いつも愉快な紙面で楽しませてくれるS新聞にこういった文章がある。
2013年12月26日に安倍総理が靖国神社を参拝した翌日の「主張」に
「多くの国民がこの日を待ち望んでいた」
この文章を私が書いたら校閲からこう指摘されるだろう。
「多くの国民ってどこからデータ持ってきた?いつの世論調査で何パーセントが賛成していたとか書けない?」
「国民という便利な言葉使ってもいいけど、自分の中でちゃんと定義しておかないと後々困るよ」
「日本海」という地図表記に「東海」という表記をするという法案がニュージャージー州に提出されたことを受けた2014年2月14日の編集局総務の「編集日誌」に「「東海」法案にうんざり」というタイトルで、そもそもニュージャージーと日本海に何の関係があるのでしょうか。と書いた後に
「たとえば日本のある県で、ニュージャージー州を東日本州という名称にする条例案が提出されたらどう思うでしょうか。大きなお世話です。(略)日本はこんな幼稚な法案を出しません(略)日本人のようにもっと大人になってほしいものです」
私が書いたら校閲は指摘しないで怒るだろうなあ。
「同質や同類のものを比較って言うんだよ。ニュージャージー州は合衆国の領土だろう。日本海は内海か?それとも湖にでもなったのかよ。違うだろう。せいぜいメキシコ湾にしとけよ!何か、領海と接続水域とEEZと大陸棚と公海にそれぞれ名前をつけるってか!!」
私は寂しく反論する。
「合衆国じゃなくって合州国です」
「また日本人って書いてる。この前の国民とどう違うのか自分の中でちゃんと定義しているんだろうな!!!国民と日本人の違いを言ってみ」
誤解されないように言うと、一般に校閲の方はこんな乱暴な言い方はしません。私の場合だけ例外だっのかなぁ…