ヴィスコンティとヴィスコンティ、グスタフとグスタフ | leraのブログ

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ヴィスコンティとヴィスコンティ、グスタフとグスタフ



 早稲田松竹で「山猫」(完全版)と「ベニスに死す」を上映している。それぞれ2回観ているので、ロータとマーラーに包まれて5時間の至福の睡眠をとろうと月曜日の午後に行くと、なんと立ち見!しかし上映の区切りでなんとか座れた。





 ところが寝るどころではなかった。見入ってしまった。


 「山猫」は疲弊し失われゆく階級がテーマだが、カルディナーレの出てくる所で息を呑んだ。そして、メインキャスト以外に目をやるとモブシーンで本当に自然でまるでドキユメンタリーのよう。





 「ベニス…」はタイトルロールのマーラーで涙が出そうになった。再見者の特典か?


そして、世にも美しいプロローグ。朝靄の中をエスメラルダ号がベニスに近づいていくシーン。セリフの少なさに初めて気づいた。


エピローグの胸が苦しくなるような美しさ。





こんな完璧な作品に5時間も接すると現実に戻りたくなくて、家に帰りたくなくなる。