映画『逆光線』 | leraのブログ

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映画『逆光線』


 弾圧を受けた一連の「太陽族」映画のひとつ。奔放な女子大生の性(愛の無い貞操観など無意味という)がテーマだが、原作者が現役女子大生だったので話題になったのであろう。




 ボランティアでやっている「子ども会(貧困地域の子どもに勉強を教えたり、一緒に遊んだりする会)」のチーフ学生や、家庭教師先の造船会社の重役と肉体関係をもったり、友人のボーイフレンドとキスをしたり、といったところ。見方によっては陳腐。




 ベーゼ、リーベと英語以外の欧州語が多用される。




 しかし、北原三枝の美しさは十分に引き出している。カメラは姫田眞佐久。


 やはり『狂った果実』の中平康のセンスが異質であることが確認できる作品。




 おもしろかったのは、寮に「パーマのアルバイト」求人があり、何かと思ったら山野愛子の店で髪をカーラーに巻く仕事。誰でもできたのか?新宿の「どん底」が出てきて歌声喫茶化していた。ここのシーンは北原が店に入って、23階と上がって行くところを外からワンカットで撮るというもの。実物でできたのだろうか?セットを作ったと思えない。内部は完全に「どん底」。




 それにしてもみんなよく歌いよく踊る。ダンスもソシアルからフォークダンスまで。




 北原の名は「玲子」と言うのだが、『挽歌』(こちらは怜子)を連想する。