国分寺で一期一会 | leraのブログ

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 2012年3月29日に奥多摩の川井駅から丹三郎に行き、山葵千島屋で「わさび漬」を買った。ここの「わさび漬」は有名なのかどうかは知らないが、私の「わさび漬」の価値観である「鼻がツーンとくる」という尺度で言ったら最高峰である。


 その時も私の目の前で10個まとめて買った人がいて、冷蔵ケースから「極上本わさび漬」が無くなってしまい、やや焦る。お店の人に「ぼくも欲しいんですが」と言うと、「自家製だからすぐできる」と言う。外に出て少し散歩して戻ると、1個だけ冷蔵ケースに鎮座していてありつけたのだ。




 その帰り国分寺で降りた。


 中央線沿線で降りた事の無い駅のひとつだったからだ。そして、17時少し前という呑み屋を探すには絶好の時間帯だったからだ。


 私は自分の嗅覚で探すタイプで、店の「表構え」で判断する。いい店と、悪い店の判断は経験と勘でできるのだが、根拠について説明することは難しい。無論失敗もあるが、勘が当たるのは、ジャズのCDをジャケ買いするより確率は高い。白金「鳥平」野方「あきもと」南千住「大坪屋」北千住「大升」などなど…




 しかし失敗もまた楽しいことも確かである。




 そして、またまた嗅覚が働き、名店を見つけてしまった。「いながき」と言う。


 兄弟のような男性二人でやっていて、焼き場が目の前で、二人の手さばきが見事。




 煮込みは味噌仕立てのウェットなもので、大きな大根、人参が入った珍しいタイプ。「ナンコツ」「まくら」(ニラを巻いたもの)「レバー」(絶品)など、焼き物は仕入れの良さと焼の良さを強く主張している。そこで出会ったのが「脳みそ」である。何の躊躇もなく注文した。


 BSE問題で牛の内臓が排除された時、よく食べていたものの中に「髄」があった。芝(港区)の「888」(パパヤ)では「髄」を三杯酢で食させていて、たいへん美味だった。その連想もあった。


 そこでの「脳みそ」は火を通しスパイスをかけたもので、美味だった。




 飲み物の焼酎(宝)は「四文屋」(中野)や「伊勢屋」(吉祥寺)のウメワリタイプで、「伊勢屋」のように自分でシロップを色付け程度に入れる。


 その他に老酒がある。もつ焼の店で老酒に出会うのは初めてではない、荻窪「カッパ」でであった。その時の印象がよかったので、老酒を頼むと苦味のある老酒で確かに合うのである。




 一期一会だとは思う。




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