芦川いづみ礼賛? | leraのブログ

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 『美しい庵主さん』
 いづみはDVDボックスのインタビューで、額を出すのがとても恥ずかしいと言っていたが、この作品のいづみは尼僧であるため、なんと剃髪なのだ。
 市川雷蔵が「金閣寺」に出る時に会社側からついたクレームと同様のものがつかなかったのかと思う。
 小林旭と浅丘ルリ子が奔放な大学生で、いづみと出会うことによって青春の大切さを確信するといった内容。テーマ性が薄い。

 『嵐を呼ぶ男』
 石原裕次郎作品のリメイクで、北原三枝をいづみが、石原を渡哲也が演じている。若手(渡、藤竜也、梶芽衣子、由美かおる、橘和子)を売り出すためにいづみがバックアップしたように見える。
 日活特有のチープとキッチュは、ここでは陳腐である。ファッションも奇をてらっているだけ。
 ラストシーンは、袖を通さずに白いコートを羽織った渡にいづみが寄り添い二人で歩くのだが、渡の演歌が流れまるで任侠モノ。

 『青春を返せ』
 かなりシビアな冤罪がテーマの作品。狭山事件発生の年に上映となったが、制作は事件の前。警察の強引な取り調べや、あてにならない弁護士など、今でも十分通用するプロット。この作品については別稿を予定。
 いづみが冤罪被害者となった兄(長門裕之)を救おうとする佳作。

 『東京の孤独』
 小林旭と宍戸錠がプロテストを受けたプロ野球の新人王候補。いづみは監督夫人の妹。月岡夢路の目とまつ毛が美しく、いづみのファッションもいいが、テーマが全く見えないし、題名も謎。