高松宮記念杯競輪 最終日 決勝 | 車券三点勝負

車券三点勝負

1レースにつき買い目は三点まで。
的中したら祝福を。
外れ続けたら冷笑を。

極狭な準決勝くぐり抜けたメンバーは現時点で最強の9人。見応えある決勝戦になりそうです。

本線はやはり地元近畿ライン。輪界ナンバーワン古性と復活した脇本が組めば無敵。3番手を南修が固めれば脇本も仕掛けやすいはず。

対抗は神奈川3車。2月の全日本選抜決勝など常に北井が郡司の前をまわってきましたが、今度は郡司が前。郡司としては、北井にタイトルを取らせて年末のグランプを有利に運びたいところでしょう。

全員が優勝を目指すなかで、神奈川3番手の和田真は微妙な立ち位置かも。

もし郡司の大駆け北井の番手捲りから、和田真がゴール前で北井を交わして優勝してしまったら、口に出さずとも南関勢からヒンシュクを買いそう。

和田真のモチベは3割減とみます。


また、2月の全日本選抜決勝では、新山のカマシが裸逃げになってしまい、2,3番手を北井郡司で追走した結果、郡司が優勝で北井は3着。
今回その二の舞は踏みたくない新山。出方が注目されます。
桑原がつけてラインができるのはありがたいが、自分より賞金ランク低い桑原が優勝してしまったら、自身のグランプリ出場に不利になってしまう。と考えれば、積極的に逃げるかどうか。

今開催の前半は三分戦が多い好番組続きでしたが、この最終日は負け戦の半数が単騎過多のコマ切れ戦になってしまいました。
ちゃんとラインができるレースに絞って勝負したいと思います。

1R
周回 ②⑨⑥ ⑧③ ①⑤ ⑦④
G1なら最終日一般でも1着賞金50万。選手のモチベは十分。
バック二桁の②青野は、神奈川3車の先頭なら先行意欲をいっそう強く持つ。ウマなし関東はその4,5番手につけるだろう。
⑦島川、①松本秀の順に切った上を、打鐘過ぎに②青野が叩いて先行。中団で関東と九州が並走して縺れる。
隊列短いうちに最終2角から⑦島川が捲り発進。⑨佐々木龍のブロックを乗り越えられるか五分五分。たとえ捲り切っても④柏野は捌かれる。3着候補は中団の混戦抜け出す⑤小岩。
79-79-5, 9-7-6
➜ 5-2-6 ⑨3着失格 3連単108,770円 (ToT)
展開は予想どおり②青野の逃げ対⑦島川の捲りだったが、⑨佐々木龍が仕事しまくった挙げ句ハコ3失格。

6R
競走得点が拮抗したメンバーによる互角戦。レース展開が勝敗を分ける。
初手枠なりから赤板で③取鳥は中団の⑦森田を押さえる。①三谷竜に打鐘先行はないと割り切り、当面の先行争いの相手を牽制。
打鐘過ぎに③取鳥が前に踏むと同時に、コースが開いた⑦森田もカマシて出る。最終ホームでは内に③取鳥、外に⑦森田で並走モガキ合い。
この先行争いはスピード勝る⑦森田が出切る。しかし、この形は②神山拓が早々に見切って連結外しインに降りているパターン。③取鳥が⑦森田の番手に嵌る。
それでも、③取鳥が一息つく間に、最終2コーナーから①三谷竜が捲り発進。援護ない⑦森田は終了。⑥神田紘の追走は十分だが⑤山口富が追えない。3番手に③取鳥が切り替えるも、④香川と共に連下流れ込みまで。
1-6-34, 1-3-6
➜ 1-7-6 3連単7,410円 (ToT)
地脚で粘る①三谷竜らしい捲りも見事だったが、⑦森田は一周以上外並走でモガキ合いながら2着に入るとは、どうなってるんだろう。

7R
周回 ⑤⑨①⑥ ⑧② ③⑦④
昨日は北井を決勝に送り込む大駆けをみせた⑤松井。その翌日の負け戦で逃げてズブズブというのは違う気がする。ここは自分の着を取りにいく競走だろう。
⑤松井は初手前受けから突っ張らず下げる。そのまま③佐々木悠が逃げれば6番手から捲り一発。③佐々木悠が駆け渋るようなら最終ホームからカマシ一撃。
いずれのケースでも⑨和田健は援護に徹して差しにいかない。しかし別地区の①阿部力は別。3番手から⑥大森のコースを作りつつ突き抜けを狙う。
5-19-19, 1-5-9
➜ 9-5-1 3連単640円 (ToT)
⑤松井の前受け赤板突っ張り。ただ、③佐々木悠がまったくの無抵抗だったので、最終ホームからの一周駆けと同じ短距離逃げになった。

8R
周回 ②⑤⑥ ⑨①⑦ ④③⑧
②藤井侑の逃げいち展開。昨日は自力で惨敗の①松浦だが、ここは⑨松本貴に任せる番手戦。
その中四国が初手で前に出ず中近ラインの後ろを取れれば、勝負どころで逃げる②藤井侑の中団を取れる。こうなれば⑨松本貴が捲りきって①松浦の交わしという決着。
しかし初手で枠なりに並べば、最終ホームで⑨松本貴が7番手になる可能性高く、捲り不発で①松浦も共倒れ。先行番手から⑤東口の抜け出し。
1-9-5, 5-13-2
➜ 5-7-3 3連単100,660円 (ToT)
②藤井侑の赤板突っ張り先行。⑨松本貴も行けず中近の3番手に降りた①松浦だったが⑥松村の前輪と接触して落車させるというアクシデント。

10R
周回 ④⑧ ②⑥ ⑦⑨① ⑤③
決勝進出を逃した⑨平原だが、焦点はグランドスラムのかかるオールスターだろう。
ここは徹底先行不在の一戦。5年前なら⑦吉田拓が⑨平原①諸橋を連れて打鐘カマシを打つシーンが多かったが今はどうか。
⑦吉田拓は初手で前中団か後ろ中団。打鐘で先頭に立つ展開だが、緩めると⑤清水のカマシが飛んでくるプレッシャーあり、やはり早めのペースアップになる。
あとは⑨平原が別線の捲りを完封できるかどうか。最終4角めがけて別線が詰めてくるので、⑨平原はたとえ1着でもラインを連に残すのは難しそう。⑦吉田拓残しにこだわり過ぎると直線で逆転も。
9-3-25, 5-3-9
➜ 8-4-2 3連単39,820円 (ToT)
最終ホームで⑨平原が落車!( TДT)
せっかくダービーを取ってこれから!という矢先のアクシデント。近年の平原はこういう悲劇が多すぎる。
どうか軽症でありますように。サマナイ出場なくオールスターまで競走を空けてもいい平原。しっかり身体を治してオールスターに臨んでほしい。






高松宮記念杯競輪 最終日 12R 決勝
まず神奈川ラインのオーダーは一つ。③郡司の主導権から⑨北井が縦に踏んで優勝。それだけを目指す。
しかし、準決勝で打鐘カマシ押し切りが復活した⑤脇本に対して、③郡司が主導権を取るだけでも至難だろう。総合的にみれば⑨北井より⑦古性の方が優勝確率は高いとみる。
ただし②新山の動き方次第で南関に流れが向く可能性も。

ケース1 ③郡司の先行から二段駆け
初手の並びはどうあれ、赤板で⑤脇本が後方に下げるのが定番展開。
このとき内枠の②新山が誘導の後ろ。③郡司は前と車間を空けて⑤脇本を牽制している。単騎の④小林泰は、③郡司の早駆け期待で南関4番手につけている。
打鐘で③郡司がカマシ発進。ここで②新山は突っ張らず。
そして最終ホームで⑤脇本が発進。全盛期に近づいてきた⑤脇本ならメイチ駆けの③郡司が相手でもバックまでに詰めてくる。
合わせて⑨北井が番手捲り。⑤脇本と真っ向のモガキ合い。

ここから先は複数の可能性あり。

まず⑨北井の押し切り。そのときは既に⑦古性が⑧和田真を捌いている可能性あり。
あるいは⑤脇本が捲り切って⑦古性とのワンツーという結末も。
しかし、この実力伯仲のモガキ合いで、そんなきれいな決着はあるだろうか。例えば、⑤脇本と並走になった⑨北井が車を振って⑤脇本を止める。そこで空いたインを⑦古性が掬って突き抜けるというパターンも十分ある。
いずれにしても、この展開なら⑦古性が軸。
9-78-12478
57-57-1249
7-9-12548

ケース2 ⑤脇本のカマシ逃げ
ケース1の打鐘の時点で早くも⑤脇本が動いた場合。高速カマシに合わせきれない③郡司は加速が乗り切らず、最終ホームで⑤脇本が出切る。
こうなると、②新山や自力に切り替えた⑨北井の捲りも振り切り、⑦古性が差して近畿ワンツー。
7-5-12489

ケース3 ②新山のカマシ逃げ
南関が絶対的に有利になるとしたらこの展開。打鐘で②新山がカマシて、その3番手に③郡司が嵌る。
こうなれば、南関は②新山のスピードを利用できる。最終ホームで⑤脇本が迫っても、③郡司から⑨北井への三段駆けで対抗。
もちろん⑤脇本が不発でも⑦古性はコースを突いて上位着に迫る。
9-378-3478

他にも色々な展開分岐があり得るが、代表的には上記の三つのケース。最終ホーム先頭が③郡司か⑤脇本か②新山か。

まず、ケース3は全日本選抜決勝の再現。
②新山の競走スタイル的にはそれもあり得るが、たとえ最終4コーナーまで逃げ切っても、それで⑧桑原に優勝されては困る②新山。
今回は大ガマシは自重、捲り一発狙いだろう。

次にケース2だが、これは③郡司の覚悟次第。

踏み出しの加速力では⑤脇本を凌駕する③郡司。最終バックをゴールと思って⑨北井の引き出しに徹するなら、たとえ⑤脇本が打鐘で動いても突っ張りきれるはず。


ということでケース1から選択する。
⑨北井と⑤脇本のモガキ合いは五分五分だが、そこをアタマ一つ抜けてくるのが万能王者⑦古性。実力的も展開的にも優勝確率50%以上とみる。
最終4コーナーまで先頭で優勝目前の⑨北井は惜しくも2,3着。
3連単 7-5-9
3連単 7-9-2
3連単 7-9-4

➜ 9-8-7 3連単2,340円 (ToT)
⑨北井佑季、初戴冠ーーーーーーー!!

展開はケース1だが、③郡司の覚悟が想像以上だった。打鐘発進で最終バックまでのメイチ駆けかと思っていたら、それより半周も早い赤板からの全力疾走とは。
これでは⑤脇本も捉えきれない。最終ホームで早くも売り切れとは。

そして②新山のアタックに合わせて⑨北井が最終1センターからほぼ一周近い番手捲り。これほど長い距離の番捲を押し切るのは⑨北井ならでは。この展開なら⑧和田真も

そしてゴール直前でバランスを崩した⑦古性。その煽りでゴール後に落車の⑨北井。このアクシデントも苦労人⑨北井らしい。

審議にはなったが⑦古性はセーフで、結果的には一番人気。

数少ないチャンスをものにした⑨北井。③郡司の献身もあったが、残り一周近くをモガキきっての押し切りはお見事でした。

北井の優勝インタビューも良かった。
いつも思うのは、北井は表情も変わらないし、語り方も木訥としてるけど、選んで話す言葉は秀逸です。
多くの選手のテンプレコメントとは違う、自分の心情を自分の言葉で現す。相手へのリスペクトも忘れない。
さすが元Jリーガー。観客あってのプロ選手。それを分かってる。

多くのファンに応援してもらえる要素が揃っているスター選手だと思います。



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7車不買運動  9車売上げ貢献 継続中

競輪愛好者の矜持にかけて、7車立てはいっさい買わず、その資金をすべて9車立てに投じることを誓います。


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