奈良記念競輪 最終日 決勝 | 車券三点勝負

車券三点勝負

1レースにつき買い目は三点まで。
的中したら祝福を。
外れ続けたら冷笑を。

戦前の予想どおり、近畿から7車が決勝に勝ち上がりました。勝ち上がったというより、古性と脇本に連れてきてもらったかんじ。

決勝は二手に分かれるかと思いきや、脇本の提案で三つに分かれることに。
まず地元奈良の兄弟ライン①⑧と大阪ライン③⑦を形成。こうなると必然⑤脇本には⑨東口がつく。最後に余った⑥松岡健が大阪の3番手を選択。

これら3ラインは、お互いに忖度しながらデキレースを演じられるほど器用ではないはず。ここはガチ勝負を展開して、終わればノーサイドの精神でしょう。

ところで、記念決勝で三谷兄弟ラインが成ったのはめでたいですね。
少し話は逸れますが、自分より優れた弟をもつ兄というのはどの様な心境なんでしょう。有名なところでは大谷翔平の兄、龍太さん。競輪界では新山響平の兄、将史。
弟を誇らしく思う反面、年長者としての立場に若干の折り合いは必要なのかもしれません。
予想とは別に、①竜生の大駆けに乗った⑧将太の優勝を見たい気もします。

4R
周回 ⑨①⑥ ⑦②⑧ ③⑤⑥
三日目に逃げた③吉本卓に二日連続の先行はないだろう。
すると展開は⑦橋本優の思惑次第。あくまで最終日1着にこだわる捲り一択なら、逃げる⑨格清の4番手を狙う組み立てだろう。したがって初手で⑦橋本優は南関の後ろ。前受けは⑨格清か③吉本卓。
とはいえ⑦橋本優はそれほど競走が上手くない。③吉本卓も中団に攻め込むはずで、中団取った方の捲りが決まる。あるいは、縺れれば両者共倒れも。
いずれのケースでも軸になりそうなのは、今場所いい動きの⑤松尾とみる。
5-3-4, 7-2-5, 1-5-9
➜ 2-9-7 3連単25,470円 (ToT)
③吉本卓がイン詰まり不発になったことで、逃げた⑦橋本優と外並走を続けた⑨格清が連に残るという不思議な決着。

6R
周回 ⑨④ ⑤①⑧ ⑦② ⑥③
機動力上位は⑦池野。⑤坂本紘が主導権を取ったあと①平原啓がどこまで本線の反撃を阻止できるか。⑦池野は通過して②清水剛を①平原啓が捌くというケースの方が現実的か。
⑦池野が手こずり前が縺れる展開になれば、三日目補充の⑨小堺が再度の一発。
7-1-29, 9-4-1
➜ 7-2-9 3連単2,250円 (ToT)
①平原啓は無風のハコから1ミリも動けずオール素通しかい。兄に競輪を教えてもらえ。

8R
周回 ⑤①⑦ ②⑥ ⑨③④ ⑧
準決勝での⑤藤井侑の敗因は、笠松信が踏み出しで離れて裸逃げになったため。新山を出させず駆けた機動力は圧巻。③小森との勝負づけも済んでいる。
②鈴木庸は先行争いを待っての一発狙いだが、①川口聖のところに斬り込む手もある。あるいは⑨小森のイン粘りから③伊代野の捌きなど、①川口聖の位置は狙われやすい。
再度⑤藤井侑の後ろが離れる可能性をみる。
5-2-1, 5-3-24
➜ 5-1-7 3連単630円 (ToT)
①川口聖が競られず離れず一番人気。

9R
周回 ⑨①⑤ ⑥ ③ ② ⑦④⑧
③新山と⑨奥村の二分戦。③新山の後ろは②鷲田幸と⑦松坂で競りになる。
この競りは群馬2車がつくぶん⑦松坂が若干優位だが、どちらが競り勝っても③新山の踏み出しに口が空くだろう。前で待ち受ける中四国の方が③新山の番手に入れる可能性が高いが、それでも口が空いての追走になるか。最後は⑨奥村を①西田雅が交わしての2着。
あるいは⑦松坂が競り勝ち追走から、末を欠いて④小林大⑧櫻井学の差し。
3-1-59, 3-4-8
➜ 3-6-1 3連単9,380円 (ToT)
いい展開だったけど⑥伊原克の単騎捲りが余計。

10R
周回 ③⑨ ⑤①⑧⑥ ② ④⑦
競走得点は①松谷がダントツで他はどんぐりという優秀戦。⑤道場と④佐々木堅の二分戦となる。
ウマ無しの②大坪や③西村光は南関ラインに斬り込む手もあるが、④佐々木堅の逃げを期待して福島2車を追走する方がよさそう。
それでも⑤道場が捲りかカマシで最終バックを取り、①松谷が余裕をもって⑤道場を残しつつ1着。
波乱があるとすれば、②大坪か③西村光が①松谷に競り込んだときで、前団縺れが④佐々木堅の一発を誘う。
1-5-49, 4-7-5





春日賞争覇戦 最終日 12R 決勝

ポイントは⑤脇本が外枠ということ。この場合は青板バックから隊列が重なる展開にはならない。
後ろ攻めの⑤脇本が仕掛けるのは打鐘前後。別線としては、それを前々で迎え入れての3番手勝負か、突っ張り先行で⑤脇本を出させないかの二択になる。
そして突っ張る場合は自分の優勝は諦めて後続に託すことになる。はたして①三谷竜、③古性、④菅田のいずれが犠牲的精神で走れるだろうか。

ケース1 初手で①三谷竜が前受け
スタート枠なりで①三谷竜が前で受けた場合。
青板バックから赤板にかけて、③古性ラインは車間を切って⑤脇本を牽制、一方④菅田はイン切りにいくも①三谷竜が突っ張り先頭を譲らない。
打鐘から⑤脇本の踏み込みを察知した③古性が発進。両者でモガキ合いの末に⑤脇本が出切り、③古性は3番手で脚をため直す。
①三谷竜が6番手から捲り仕掛けるも、⑤脇本のスピードと⑦南修の牽制を超えられない。
最後は⑤脇本⑨東口③古性の着争い。
359-359-359

ケース2 初手で④菅田が前受け
初手で北日本が前受けした場合。これは④菅田が⑤脇本に対抗して逃げる前提の構え。
赤板あたりで④菅田がペースを上げると、③古性は仕掛けず様子見。⑤脇本は8番手から強引に叩きに行く。④菅田も必死で突っ張るが、スピード勝負なら復調した⑤脇本に敵わない。
こうなると最後に勝負権が残るのは3番手に切り替える②守澤まで。①三谷竜の捲りは連下まで。
259-259-1259

ケース3 初手で③古性が前受け
初手で③古性が前受けした場合。
③古性が突っ張る可能性をみた①三谷竜と④菅田は仕掛けず様子見。打鐘から⑤脇本がカマシ発進。
ここで③古性は⑤脇本を迎え入れて3番手勝負でもいい。(ケース2との違いは、④菅田は回転を合わせて⑤脇本の3番手に嵌まる技量がないが、③古性はそれができるということ。)そうなればケース1と同様になる。
しかし、あくまで③古性が⑤脇本と真っ向勝負にでるなら、トップ同士の激しい鍔迫り合いになる。こうなると両者消耗し合った末に①三谷竜の一発チャンス。⑧三谷将を連れて兄弟ワンツーも。
1-8=2479

以上、三つのケースから。

まず、アウェーで2車残った北日本。何かしらの爪痕を残したいならケース2だが、はたして逃げ潰れる覚悟が④菅田にあるか。

次に③古性の思惑。復調した⑤脇本と互角に勝負できるのは自分だけと分かっている。しかし真っ向勝負のケース3では、三谷兄弟が勝てばいいが北日本に展開が向いてしまうリスクもある。

③古性がそう考えれば、やはりケース1を演出するだろう。
問題は三者の着順だが、今の⑤脇本にペース駆けされれば、⑨東口は追走できても差すのは難しい。逆転できる可能性あるのは3番手から追い込む③古性だけ。
3連単 5-9-3
3連単 5-3-9
3連単 3-5-9

➜ 1-8-4 3連単65,070円 (ToT)
優勝は①三谷竜生ーーーーーーー!!
おめでとう兄弟ワンツー!

そしてケース3だーーーーーーー!!!
初手の並びから結末までモロに上記のケース3のとおり。
③古性の思惑を見誤ったか。もしケース3を選んでいたら当てられたのか。いや、3着④菅田は優先度低かった。きっと三点予想はハズレていたはず。

③古性と⑤脇本が潰し合い、ついでに④菅田の単騎捲り。そのチャンスを逃さずモノにした地元エースの①三谷竜。そして2着に食い込んだ⑧三谷将の意地。兄の逆転はならなかったけど、お見事でした。


カプセルホテル レインボー総武線・葛飾区・新小岩店


7車不買運動  9車売上げ貢献 継続中

競輪愛好者の矜持にかけて、7車立てはいっさい買わず、その資金をすべて9車立てに投じることを誓います。


他の予想サイトへ

にほんブログ村 公営ギャンブルブログ 競輪へ